国が違えば、生活に必要なアプリも変わってくる。この記事では、イギリスに住んでいる私が普段スマートフォンに入れているアプリを紹介していく。
使うアプリって、ライフスタイルによってもかなり違ってくると思うけれど、一例として参考までに。基本は持っていると便利なものばかり。
地図・交通
地図や交通系アプリはどこで暮らすにしても必須。Google mapは大前提として、それ以外のものをピックアップ。
Citymapper
ロンドンに住む人には必須の、ロンドンに特化した交通アプリ。他にイギリス内はマンチェスター、バーミンガムに対応。
バスや電車の来るタイミング、遅延やストなどもGoogle mapより正確にリアルタイム表示してくれるので便利。
詳しい使い方はこちらで解説しているので参考にしてね。
Uber
タクシー移動はもう圧倒的にUber一択。イギリスに来てから、流しのタクシーを捕まえたりタクシー乗り場を使用したりすることはなくなってしまった。
何より、アプリ上で目的地を設定できるのと、必要な金額が最初からわかるのが嬉しい。また支払いもアプリで完結するので、動作としてはタクシーに乗るだけ、降りるだけで移動ができる。
医療・医者
Evergreen
これは、かかりつけ医(GP)の診察予約をとるのに必須のアプリ。イギリスでは、専門の科に直接かかれず、かかりつけ医に最初に登録しなければならない。
詳しくはこちらから。
過去の処方箋や検査結果なども見ることができ、薬によってはアプリから直接再処方のリクエストも飛ばせる。
ただ、このGP用のアプリはこれだけでなくいくつか種類があるようで、どれを選ぶかは自分次第(だと思う)。詳しくは登録時に説明の紙をもらったりすると思うので、それで確認。
お金管理
メガバンクとネットバンクを計3つ使用している私は、それぞれの銀行のアプリを利用している。
メガバンクはそれぞれ自社のアプリがあるので、イギリスで銀行口座を開設した人は、皆公式アプリを使うことだろう。ちなみに私はLloyds。
イギリスの銀行アプリは、住所変更やカード紛失時の機能停止、カード再発行も全部アプリからオンラインで完結できるので本当に便利。
Revolut
他にイギリスで使っている銀行は、オンライン銀行のRevolut。もはや使わない手はない、超有能なサービス。海外旅行の現地通貨両替にも超絶便利。
詳しくはこちらを。
Monese
上記の記事でも紹介している、同じくオンライン銀行のMonese。これもRevolutとほぼ同じ機能なんだけど、Revolutの方がカード発行手数料とかの面で得なので、Revolutでいいと思う。
私は仕事用口座にするためにもう1つ必要だったので、これも持っているだけ。もう1つ、Monzoってオンライン銀行も有名。
Wise(旧Transferwise)
日本円→英ポンドの両替にヘビーユーズしているサービス。銀行での両替や両替ショップに比べて格段に手数料が安い。アプリのインターフェイスもかなり良く、スマホからでも不安なく両替申し込みができる。
このサービスのメリットについてはこちらを参照。
Moneyforward(日本のカード、銀行口座用)
もうすでにかなり有名なこのサービス。
日本のカードや銀行口座は、このサービスで一括管理している。複数のクレジットカード、銀行口座をすべて紐付けられて、使用明細や残高をすべて1つのアプリ内で確認できる。利用も無料(有料プランもあり)。確認こぼれもないし、時短にもなるし、かなり助かっている。
イギリスでも同じようなサービスを提供しているアプリがあるから、やってみようとは考えているけど、そんなに紐付ける先もたくさんないし、まだ迷い中。
食べ物
食事デリバリー系アプリ。
Justeat
あらゆるジャンルの食べ物を扱う総合デリバリーアプリ。実店舗(レストラン)がある店に加え、デリバリー専用の店も多く登録されている。安く美味しいお店も探しやすく、だらけたい休日に重宝。普段デリバリーするのはもっぱらインドカレーとかトルコ料理とかピザとか。
Deliveroo
Justeatとほぼ同じだけど、Justeatと提携していないレストランが加盟していたりするので、お目当ての店がこちらと提携していたら使う。
ただ、デリバリー使うのって料理が面倒とかなんかジャンクなもの(ピザとかケバブとか)食べたいなあって時で、それなりの料理食べるなら普通にレストランに行くよねってのもあり、Justeatで済んでしまうことも多く、あまりこちらは使っていない……。
また、Uber eatsもあるけど、上の2つが普通に使い勝手良いので使っていない。
旅行
WalletPasses(Android)
iPhoneのApple Walletに相当するAndroid用のチケット管理アプリ。
こういうアプリはいろいろなものがリリースされているが、これはシンプルで使い勝手が良いのでずっと使っている。
高速鉄道の搭乗券や美術館のチケットなど、幅広い種類のチケット情報を収容でき、ORコードやバーコードでペーパーレスに利用手続きできるスグレモノ。
チケット予約時に送られてくるメールにこのようなマークがついているものは、タップするだけでWalletPassesのアプリの中にチケットを入れられる。
特に高速鉄道や空港行きのエクスプレス線、ユーロスターなどのチケット用に大活躍。
アプリダウンロード:Android
Skyscanner
あらゆる航空会社の航空券情報を一括でまとめて検索できるサービス。旅行や帰省用の飛行機を探すのになんだかんだ一番便利なのがこれ。なるべく安い航空券を探したい時には必須。
Airbnb
もはや世界的に有名な民泊サービス。ヨーロッパ旅行では使う時もあるので入れている。
国によっては(スペインとかギリシャとか、クロアチアとかね)、とっても安く素敵なアパートの部屋をまるごと貸し切れるので、しっかり探せば大変良いホリデーの滞在先を見つけることができる。
滞在日に家主と連絡をとらないといけない場合があるので、内部にチャット機能もあるこのアプリは入れておいて損はない。
コミュニケーション
LINE以外のもの。
LINEのヨーロッパ版とも言えるほど、こちらでは誰もが使っているメッセージアプリ。初回登録のみ電話番号が必要。日本の電話番号でも登録できる。
イギリス(というかヨーロッパ?)に住むなら必須。スマホからもPCからも使いやすい。
こちらでは誰もが入っている就職・転職用SNS。仕事場の人や興味ある業界の人とつながったり、興味ある仕事の情報収集ができたりする他、きちんとしたプロフィールを載せていると仕事の相談や誘いが来たりする。
私はフリーランスだが、実際ここで何度もクライアントとつながっている。PCからももちろん使えるが、急ぎのやり取りをする時用にアプリを入れている。
言語
oxford dictionary
オックスフォード辞典(英英辞書)のアプリ。英英辞書は普段から多用する。英語学習には、ある程度力がついて以降はなるべく英和より英英を使った方がいいと個人的に思っている。
英英だと、わからない単語を違う表現の英語で言い換えてくれているので、英語を英語のまま理解できるチャンスが上がるからだ。
あと、英単語を翻訳でなく感覚で理解するには以下の記事で紹介している方法も有効。
私は普段有料アプリは買わないのだが、これは唯一課金して有料版を買ってしまったもの。
無料版でも十分使えるが、有料版だと発音を聴けるオーディオがつき(これは無料版でもつけてほしい気がするけど……)、また中身をダウンロードしてオフラインでも使えるのだ。何かあって電波のないところにいても使用可能というのは、よく使う私にとってはありがたい。
数ある辞書アプリの中からこれを選んだのは、まず信頼に足る権威のあるもの、そしてイギリス発音を確実に学べるものが欲しかったから。
イギリスを代表する辞書にはCambridge dictionaryもあるが、そちらのアプリは無料版だと見れない単語があるなど、有料版に移行させようとする無料版の機能制限があまりに度が過ぎており、そういう姿勢が嫌いな私はOxfordの方にしたのだった。
Google translation
自動翻訳アプリ。Androidだったら最初からダウンロードされているスマホも多いかな?
よくヨーロッパ旅行に行くので、このアプリは必須。ヨーロッパでも英語が通じない国や地域も多いので、簡単な挨拶や単語だけでも現地語で意思疎通できるようにする必要がある。
電波がなくてもグーグル翻訳を使う方法はこちらから。
その他
Spotify
説明するまでもなさそうだけど……音楽配信サービスではイギリスで一強のSpotify。イギリス含むヨーロッパの楽曲はこれでもかというほどあるのと、個人の好みを把握して自動でプレイリストを作ってくれるのが好きで使っている。
邦楽はかなり限られるので、日本の曲をガンガン聴きたい人には不向き。私の好きな安室奈美恵と宇多田ヒカルと椎名林檎はいたから、それくらいでおおむね満足な私にとっては十分。あとはyoutubeで探せばいいし。※これは私のSpotifyがイギリス版だからかも? 居住国によって歌手のラインナップが変わるのかは知らない。
また、各種ポッドキャストTEDトークなどが聞けるのも良い。
日本版はどうかわからないが、イギリス版は有料版(広告がないバージョン)を家族間でシェアできるので一緒に住む人がいる人にはお得。
Eventbrite
イベント検索や参加予約に便利なサービス。自分のいる都市(私の場合はロンドン)を選択すると、そのエリア内で行われるあらゆるジャンルのイベントが有料・無料問わず検索できる。行ってみたいイベントを見つけたら、アプリ内でそのまま参加予約ができる。
私はここで、ワインテイスティングやビールフェスタ、クリスマスのポップアップストアなどを見つけて出かけた。
また、イギリスでは多くのイベントがこのEventbriteを予約サービスサイト代わりにも使っているので、イベント検索をしないとしても、予約申込用に持っていた方が便利な気がする。
また、人と知り合いたい時には、meetupアプリでイベントを検索してもいいと思う。
イギリスで暮らすには、上記を揃えておけばサービスの面では少なくとも不自由しないはず。特にイギリスはフィンテック(テクノロジー+金融)が進んでいるので、お金周りの便利なサービスがどんどん出てきているのがいいなあと個人的には思う。
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