以前、オフラインでグーグル翻訳を使う方法という記事を書いたが、今回はそれのグーグルマップ版だ。
オフラインでマップを使うメリット
電波がないところでも使える
これが最大のメリットだ。海外旅行で公共のWi-Fiだけですまそうと思っている人にはもちろん、SIMカードを現地で買っても、日本ほど電波がよくない国もたくさんある。携帯電話のトラブルで電波を受信できなくなることもあるだろう。
日本国内だって、自然の奥深くに行ったら電波が届かなくなることだってある。
そんな時でも道に迷わないための、旅行者には必須の事前準備が、「オフラインのグーグルマップをダウンロードしておく」ことだ。
オフラインでも自分の現在位置はわかるため、自分がどこにいるのか把握するのも簡単だ。
バッテリーの節約にもなる
オフラインマップは、バッテリーの節約にもなる。オンラインでマップを使っている場合は、グーグルマップは逐一データのダウンロードしているのだが、オフラインならその手間がないので、早い+バッテリーの消費は少しマシになるはずだ。
注意点
- ダウンロードにはWi-Fiが必要なので、Wi-Fi環境がある旅行前にしておくこと。
- オフラインマップでは、お店の情報は見られるが、住所、電話番号、開館時間などの基本情報しか見られない。レビューは見ることができないので、そこは注意。
- オフラインマップでは、経路(ルート)検索はできない。
オフラインマップをダウンロードする手順
手順はとっても簡単。まずマップアプリを開いたら、サイドバーのメニューを開く。私は英語で使っているので英語の画面だけど、日本語設定なら日本語のメニューが出てくるはず。
メニューの上から7番目、「オフラインマップ」を選ぶ。これはアンドロイドの画面なので、iPhoneの人は並んでいるメニューの順番が違うかもしれない。
そうするとこんな画面が出てくる。これまでダウンロードしたマップが並んでいるが、今まで一度もオフラインマップを利用したことがなければ、何も表示されない。
一番上の「地図を選択」から、ダウンロードしたい範囲のマップを選ぶ。
試しにパリのマップをダウンロードしてみよう。ダウンロードする広さは自分で自由に選べる。
一度ダウンロードすれば、オフラインでも最大(道路が細かく見えるくらい)までズームインすることができるので、行く範囲はなるべく全部ダウンロードしておきたい。
下に出ている説明文は、「この範囲のダウンロードだと、あなたの携帯電話に200MBのデータ容量が必要ですよ」というもの。
さらにズームアウトしてこれくらいの広い範囲をダウンロードするとなると、1140MBの容量が携帯電話に必要だ。
今回は最初の200MBの範囲をダウンロードしてみよう。一番下の右側のボタン「ダウンロード(download)」をタップするとすぐにダウウンロードが始まる。
※Wi-Fi環境でやらないとダウンロードされないので注意!
ダウンロードが終わったようだ。このオフラインマップは自分でアップデートしない限り、自動で一ヵ月後に削除される。
このダウンロードしたマップには「paris」と名前をつけた。リストの一番下に追加されている。
機内モードにして、この「paris」マップを開く。では早速オフラインで使ってみよう。
ご覧の通り、広い範囲をダウンロードしても、こんなに細部までズームインできる。
試しにエッフェル塔を検索してみると、速攻で見つかった。近くのバス停や駅も見られるので、どこの駅で降りればいいかなどがわかる。
上で書いたように、自分の現在位置はオフラインでも見られるので、自分から一番近い駅なども探すことができる。
エッフェル塔の詳細を開いてみる。オンラインだったら、レビューや投稿されている写真などを見ることができるが、オフラインの場合はできない。
それでも、住所や開館時間などはわかるので、最低限の情報は網羅できている。
旅行先での通信は、ナーバスになる要素の1つ。マップをダウンロードしておけば、不安が1つ解消されることは間違いなしだ!
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