【住所証明が不要】簡単に口座が作れるイギリスのオンライン銀行まとめ

2018年5月7日お金・経済

住所証明について説明する記事でも書いたが、イギリスの銀行口座を外国人が開設するのは簡単ではない。

そこで、今回は、大手の銀行よりも開設がずっと簡単な、イギリスのオンラインバンクについてまとめてみた。私が実際に持っている+夫が使っているサービスなので、自信を持っておすすめできる。

※この記事の情報は2018年5月現在のものです。機能や料金は変更になる場合があります。

イギリスのオンラインバンク

共通する特徴

  • どの銀行も開設に住所証明が必要ない。
  • どこも10分程度で口座開設ができる。
  • カードは申し込むと、数日後に郵送で送られてくる。
  • スマートフォンの専用アプリを使って操作するので、スマートフォン必須(PCではできない)。
  • カードはコンタクトレス機能(決済機械の上にかざしてピッとするだけで支払いできる機能)付き。

こんな人におすすめ

  • 住所証明がなくて銀行口座が開けない
  • コンタクトレス機能のカードが欲しい(銀行によって、人によってはカードにコンタクトレス機能をつけてくれないところもある)
  • 簡単に開けるサブ銀行口座が欲しい

Revolt

一番おすすめしたいのがこのサービス。他のサービスもほとんど似た機能なので、これを詳しく説明するよ。

イギリス国内だけでなく、海外旅行でも超便利。

住所証明いらずで、電話番号や住所、ビザ情報を記入して申請するだけでアプリ上で口座が開設できる。また、カードを申し込むと数日でデビッドカードが送られてくる。

  • カードの発行は無料(2枚目からは有料)

他のUK銀行からチャージ可

すでにイギリスに銀行を持っている場合、その口座とも紐づけて、カードにお金をチャージできる。複数の口座と紐づけできるので、状況に応じて複数の口座のお金を1枚のカードで使うことが可能。

このカードにチャージできるのは米ドル、ユーロ、ポンドの3種類。だが、海外に行っても他の通貨に自動で両替して決済してくれるので、まったく不自由ない。詳細はこの下に書いてあるので、読み進めてほしい。

25の通貨に対応、国際送金も無料

  • 取引手数料は無料。
  • 国際送金の手数料も無料。
  • ただ、ATMから現金を引き出す際は、月に200ポンド/400ポンド(プランによる)まで無料だが、それ以上だと引き出す金額の2%が手数料としてかかる。
  • 25種類の通貨のオンラインバンキングに対応、仮想通貨も取り扱っている。
  • もちろん他の銀行と同じように、家賃などの定期的な引き落としもセッティングできる。

海外旅行に行っても両替の必要なし!

私にとってはこれが一番のメリット。ヨーロッパ旅行中、ほとんどの通貨に自動で両替してカード決済ができる

  • 北欧やチェコなどユーロ以外の通貨を使う国でも両替の必要がない
  • レートも両替サービスの中では一番いい(と思う)
  • 両替手数料も無料

というわけで、使い勝手は抜群。私はヨーロッパ旅行によく行くので、このカードを重宝している。

私は基本ポンドでしかこのカードを使わないが、旅行先でもスーパーや飲食店などカード支払いの場所で、いつものように支払うだけ。両替はカード側で勝手にしてくれるのである。

また、同じ両替レートで旅行先のATMでの現金を下ろすことも可能。

日本円は使える?

ただし、日本円→ポンドの両替にはまだ使えない。

2018年5月現在、イギリスポンド/米ドル/ユーロ/スイスフラン/ポーランドズォティ→日本円への両替は可能だが、逆はできない。やはりヨーロッパ在住者に重きを置いているサービスだからか。そして日本でのアカウント開設は今後可能になるらしい。

もし日本の銀行にあるお金をポンドに両替したい場合はTransferwiseを使おう。

家計簿代わりの機能がある

カードを使って決済した瞬間に、どこで何のためにいくら使ったか自動で判断して記録してくれる。後で見返したり、支出を把握したい時に大変便利だ。

こんな感じで、スーパー、飲食店、交通費など、わかりやすいロゴと具体的な店名などで一覧表示してくれる。

明細ファイルをダウンロードすることもできる。

無料プランと有料プランがある

私は無料のプランを使っているが、全く不自由なく生活できている。有料はさらに多くの機能がついて月6.99ポンド(2018年5月現在)。

有料カードのみについてくる機能はこんな感じ。

  • ATMの無料引き出しが月400ポンドまで(無料プランは200ポンドまで)
  • 海外保険
  • 無制限FXボリューム
  • プレミアムカード
  • 国際特急配達
  • 優先的な24/7カスタマーサポート
  • プレミアムプロモ―ション
  • 使い捨てバーチャルカード(1回の取引ごとに使い捨てのアプリ内のカード。より強力なセキュリティのため)

Revolutの公式サイトはこちら。

詳しい申し込み方はこちらの方のブログが詳しいので参考にしてね。

Monzo

これは夫が使っているサービス。RevolutとMonzoどちらも使ってみた夫曰くMonzoも「Revolutと全く同じ使い勝手」だという。

  • Revolutとほぼ同じ機能。海外でのオート両替機能、ATM引き落とし機能もある。両替レートの良さもほぼ同じ(マスターカードの両替レートを採用)。その他、手数料無料の国際送金、自動家計簿機能もある。
  • 家計簿機能にさらにプラスで、海外に行っている期間の支出を自動でお知らせしてくれる機能もある。
  • こちらはカードもあるが、アプリを使った携帯決済(携帯を機械にかざして決済)もできる。
  • やはりカード発行は無料。
  • プランは無料プランのみ。
  • ATM手数料はイギリス国内は無料。海外での利用のみ200ポンド/30日間は無料。それ以上だと引き出す金額の3%が手数料としてかかる。

Monzoの公式サイトはこちら。

詳しい申し込み方はやはりこの方のブログが(略)。

Monese

こちらは口座開設に特化したサービスで、超スピーディーに口座が作れる。ビザとセルフィ―動画による本人認証をするだけで口座が開ける。こちらも任意で申し込めばカードがすぐに送られてくる。

サービスも上の2つとほぼ同じ。普通の銀行口座でできることに加えて、国際送金、両替、旅行先でのATM使用などがアプリ上で簡単にできる。

ただ、Moneseは手数料の面で上2つに劣る。

無料プランでは、

  • カード発行に4.95ポンドかかる
  • ATM手数料が1回ごとに1ポンドかかる(でも多額の現金を引き出したい時は他2つよりお得)
  • 両替に2%の手数料がかかる

と、だいぶ手数料がかかるのである。

ではなぜ私がこのサービスを使っているかというと、実は他の2つは以前は口座の機能を持っておらず、カードのみのサービスだったのだ。なので口座を開設したければMoneseしかその時はなかった。理由はそれだけである。

今口座を作るとなったら、Revolut(かMonzo)だけで事足りているはずだ。

無料プランと有料プラン

有料プランは月4.95ポンド。Revolutより安い。
有料プランでは、無料プランでかかる手数料がいくらか軽減される。

  • カード発行は無料
  • ATM手数料は月6回まで無料
  • 両替手数料は0.5%

Moneseの公式サイトはこちら。

ATM手数料について

イギリスでは、大手銀行は基本的にATM手数料が24時間365日いつでも無料である。回数制限もない。

なので、Monzo以外のサービスは、他の銀行と比べてATM手数料の制限があるのが若干ネックだ。何かを定期的に現金で支払わなければいけない事情の人にはおすすめしない。だが、普通に生活するならイギリスでは現金をほぼ使わずに過ごせるのでまず問題ないだろう。

それでもやはり大手の銀行口座は必要?

ここで紹介したオンライン銀行、とっても便利なのだが、やはり大手の銀行口座は1つは持っていたほうがいいと思う。

その理由は主に2つ。

システム障害が起こる可能性がある

なぜなら、オンラインだけに頼っているとシステムの不具合が起こった時にお金を振り込んだり引き出せなくなるからだ。実際、上で紹介した私たちが持っている3種類の銀行は全部、システム障害が起きたり、ある券売機で使えなくなったりしたことがある。

そういう場合、きちんと企業側から通知してくれるし、サポート対応も迅速でいいのだが、やはりオンライン銀行だけしか持っていないとちょっと危険な気がする。

明細が送られてこない

すべてのオンライン銀行で、取引明細は画面上で見ることができる。PDFでダウンロードもできる。ただ紙の明細は郵送では送られてこない。

その点、大手銀行の明細はきちんと郵送で定期的に送られてくる。これは何がいいかというと、この紙の明細がイギリスでは住所証明として扱われるのだ。賃貸契約書などは住所証明にならないのに、銀行明細は住所証明として最強という変な国なのである。

住所証明を確保するという意味で、大手銀行からの明細郵送は有用である。

この点について詳しくはこちらを読んでいただきたい。