イギリスにはいくつかメジャーなチェーンスーパーがあるが、その中でも高級スーパーとされる「Waitrose」には、質のいい商品がたくさん売られている。
ここには、他のスーパーではあまり売っていない、可愛いパッケージでばらまきのお土産に良さそうなものもたくさん売られているので、重宝している。
私はこのスーパーが好きで頻繁に行くのだが(家から近いからというのもある)、お土産におすすめの商品を紹介していきたい。価格もほとんどのものが10ポンド以下でおさまるので、お財布にも優しい。
※このwaitrose、比較的大きめの店舗が多いのだが、エキナカに入っている店舗は小さく品ぞろえが良くないので注意。
日本に持ち込めないもの
日本に持ち込めない食品もあるので注意。肉製品や特定の植物は持ち込み禁止、またスパイスやナッツなどは検査が必要だったりする。自分でよく調べておくこと。
輸出入禁止・規制品目(下に植物や肉製品の規制についてのリンクあり)
また煙草やお酒のように、持ち込めるけども一定の量を超えると税金がかかるものもある。詳しくはこちらで確認。
ここでは、持ち込み禁止されていないものに絞って紹介していこう。
チョコ
イギリス人はチョコが大好き。リンツのチョコは板チョコも粒チョコもいろいろな種類が売られている。この写真の商品は、リンツの中でも人気の「リンドール」。
特大バージョンのリンドール。これは確か10ポンドとか12ポンドくらい。ちょっとしたボールくらいの大きさ。中身はどのくらい入っているのだろう……。
他のメーカーのチョコも板チョコとは思えぬ可愛さ。コレクションしたくなってしまう。
様々なフレーバーのアソートパックや、
ウイスキーやジンなどアルコール入りのチョコも売っている(右)。
左はミント味のチョコレート。これもさっぱりしていて美味しい。
クッキーやショートブレッド
イギリスと言えばショートブレッド。ショートブレッドと言えばウォーカーズ(写真の下の段の赤いパッケージ)。
ショートブレッドはスコットランドの伝統菓子で、クッキーよりも柔らかく口の中でほろりと溶け、バターの風味が強く感じられるのが特徴。
まあこのウォーカーズはwaitrose以外でも売られているし、それどころか日本のコンビニとかでも売られているので、お土産としては物珍しさはないかな。この記事の下で紹介するクリスマス仕様のパッケージはとっても可愛いので、クリスマスシーズンにイギリスに来た人にはおすすめ。
イギリス人が日常的に食べているクッキーやスイーツを買っていくのもいいかもしれない。クッキーはざくざくした歯ごたえのあるタイプが多い。
この「ティーケーキ」は、イギリス人が子どもの頃から親しんでいる、懐かしのお菓子なんだそうだ。日本人にとっての駄菓子みたいな感覚?
アフタヌーンティーなどで出てくるレーズンパン(なぜかティーケーキと呼ばれる)とは別物。見た目で間違えることはないけれど、同じ名前だからちょっとややこしい。
ビスケットの中にマシュマロが入っていて、それをチョコでコーティングしたお菓子。子どもの好きなものが全部詰まっている……(笑)。
紅茶
紅茶のビッグメーカー、トワイニングもどこのスーパーにでも売っているけれど、waitroseでは豊富な種類を置いていることが多い。
こんなに種類があったのか! と驚くと同時に、カラフルで思わず手に取りたくなってしまう並べ方。
トワイニング以外にも、こんな華やかなパッケージの紅茶や、オーガニックのものなどがある。軽いし、数を持って帰るにはもってこいだ。
緑茶や抹茶も人気なので、ミント×緑茶などのイギリス独自の進化を遂げたお茶も見つかる。
お酒
イギリスの飲み物と言えば紅茶の次に、ビール、ジン、ウイスキーなど、お酒が浮かぶ人も多いだろう。ビールは数えきれないほどの種類がある。
ラガー、エール、スタウト、その中でもまたいろいろな味の違いがあるので、1つずつ違う種類を買って飲み比べるのも楽しいかも。
ワインは基本的にイタリアやスペイン、フランス、チリなど海外からの輸入品が主なので、イギリスならではのものはあまりない。そして値段もたぶんお得感はない。
そしてもちろんジンにも、様々な種類がある。waitroseはいろいろな種類のリキュールやウイスキーを数多く置いている。日本で見かけないブランドもあるはず。
そしてウイスキーも。ほとんどがスコッチウイスキーだ。せっかくイギリスに来たのだから、お酒好きな人は本場のウイスキーをぜひお土産に。
産地によって、とてもフルーティーで飲みやすいものもあるので、試してみてはいかが?
スコッチウイスキーの味の違いについてはこちらをどうぞ:
エディンバラで学んだ、超シンプルなスコッチウイスキーの地域別解説
オイルやジャム
料理が好きな人は、オリーブオイルやバルサミコ酢など、調味料を買っていってもいいかもしれない。
上で書いたように、スパイスは検査が必要なので注意。
ジャムの種類も豊富だ。ルバーブのジャムやスモモのジャムなど、日本ではあまりお目にかかれないものもある。
そして、イギリス人のソウルフードである「例のアレ」も。
マーマイトについて詳しくはこちらを。
その他バッグやキャンドルなどの雑貨
しっかりした袋が2~3ポンドで売られている。結構可愛い柄もあるし、使い勝手がいいので、「お土産にして喜ばれた」という声をよく聞く。
日用品も売っていて、その中でもキャンドルは大小さまざまなサイズを売っている。
普段アロマを焚いたりキャンドルを使う人には、とてもいいお土産になりそう。
クリスマスシーズンには可愛いものがいっぱい!
シーズンによっては、特別なパッケージのお土産が手に入る時もある。クリスマスはその代表例だ。
お馴染みのウォーカーズも、クリスマスパッケージは一味違った雰囲気に。
チョコのスノーマンやサンタさんは、飾っておくのにぴったり。もったいなくて食べられないかも。
これはクリスマス仕様のチョコ。子どもが喜びそう。
mince pie(ミンス・パイ)は、イギリスではクリスマスの風物詩。クリスマスが近づくととたんにスーパーがこぞって売り出し、教会でのイベントの後に配られたりもする。
中はドライフルーツが入った甘いパイ。1つは手のひらサイズより小さい。昔はひき肉(ミンス・ミート)を入れていたのだが、今では果物に変化したらしい。
いろいろ紹介してきたが、少しでもお土産のアイデアになれば幸い。高級な路面店で買うお土産もいいけれど、こういうローカルな買い物もなかなか楽しい。
店舗はグーグルマップで「watirose」で検索すれば出てくるので、イギリスに来た際にはぜひ寄ってみてほしい。
コメント