イギリスの病院で血液検査を受ける方法

2018年5月9日

イギリスに来て3年になるが、この間1度も血液検査を受けていなかったので、ついに行ってきた。

ここでは、イギリスで血液検査を受ける手順を経験した通りに書いていくよ。

イギリスでは定期的な血液検査がない

今回検査を受けるために病院へ行った際、医者から衝撃の事実を聞いた。

「イギリスでは40歳未満の場合、何か異常がある時を除いて血液検査は普通しない」ということ。

もちろん日本のように企業が提供する定期健診もない。健康診断=血液検査が当然だと思っていた私はびっくりした。
これはイギリスだけなのだろうか。イタリア人の友人に聞いたら、日本と同じように若い人でも毎年血液検査をすると言っていたから、国によってかなり違いがありそうだ。

「イギリスで血液検査をしてもらうには、何か症状を訴えなければいけない」と夫からアドバイスを受けた。

そんなことが必要なのか…と思いつつ、「私は空腹時に低血糖気味になることが結構あるので、それを告げておくか」と考え、医者(GPと呼ぶ)を予約した。

GPに行く

GPとはかかりつけの病院である。どの部位の疾患でもまずはGPに行かなくてはならない。イギリスでは、家の近くのGPに登録をする必要がある(引っ越しするとGPも登録し直さなくてはならない)。

イギリスの医療システムのもう少し詳しい説明はこちらからどうぞ。

診察では、「日本で年に一度血液検査を受けていたが、こっちに来て3年間していないので、受けたい」ということを伝えたら、冒頭の「40歳未満は~」を言われたのである。

「何か悪いところがあるの?」と聞かれたので低血糖の話をすると、「じゃあ血液検査を受けたほうがいいね」と言われ、「専門機関に連絡するね」と。

私は勘違いしていた。日本のように、医者に行く→その場で血液検査を受ける という流れではなかったのだ。

イギリスでは、まずGPに行く(予約必須)→指定の血液検査専門機関に連絡→後日その機関に行って検査を受ける
という流れだったのだ。

ただその機関は予約制ではなく、いつでも行っていいということだったので、次の週に行くことにした。検査理由を書いた紙を渡されるので、それを持っていく必要がある。ここはNHSという国民保健サービス所属のGPなので、料金はかからない。

血液検査を受ける

家から徒歩25分くらいと割と近めの検査機関だったので、行くのは楽だった。前日の夜9時から水以外飲まないでください、コーヒーもダメ、と言われていたので、何も飲食せずに向かう。

少し待たされてから診察室へ呼ばれ、GPからもらった書類を手渡して検査開始。手慣れた看護婦さんがささっと3本分採血をして終了。あんなに喋らない看護師さん初めて見た…。

なんということもなく数分で終わり、帰路に着く。ここでも料金はかからない。

結果はGPを通して知らされる

結果が出るのは早かった。翌日にはGPから「結果が出ました」と携帯へのメッセージで連絡が来た。「Please do not worry(結果を心配しないでください)」と書いてあるのがちょっとおかしかった。

電話で結果を聞くこともできるのだそうだが、ただでさえ電話が聞き取りにくいのに専門医療用語などが出てきたら誤解もしかねないので、直接GPに聞きに行くことにした。

診察室で結果を聞く。数分で終了した。低血糖も数値には出ていないから、もしまた本当にそれで困ったことがあったら受診するように、ということだった。結果的には健康だったので良かった。

後から気づいたが、結果を書いた紙をプリントアウトしてもらえばよかった。いつかまた受けることがあったら聞いてみよう。

しかし定期的に血液検査をしないのは、イギリスでは皆大丈夫なのだろうか…。私は毎年でなくても数年に1回は受けたいぞ。

40歳まであと10年あるから、数回は受けたい。お金はかかるけど、日本帰国時に受けるというのも手かもしれない。