イギリスがロックダウン。その日々で気づいたことと精神面の変化

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ロンドン・イギリス生活

新型コロナウイルス感染拡大を阻止すべく、イギリスでは3月16日の週から外出自粛、学校閉鎖、飲食店・公共施設閉鎖になり、その1週間後、3月23日より全土ロックダウンとなった。

最初に外出自粛指示が出てからトータルで3週間。まだロックダウン中だが、この記事では、外出禁止の日々の中で気づいたことや気をつけたほうがいいなと思ったことを書いていく。

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ロックダウンで外出の選択肢が大幅に狭まる

ロックダウンになってからは、

  • 外出禁止(食品や薬などの必需品購入、1日1回のエクササイズ、医療機関にアクセスする場合、どうしても必要な場合の出勤のみ例外で外出可)
  • 必需品を扱う店(スーパー、薬局、郵便、銀行など)以外は全閉鎖
  • 公共の場での3人以上の集まり禁止

という状況になった。

詳しくは以下の記事を読んでほしい。イギリス政府の方針の概要や外出禁止のルールについて、また実際の街の様子(うちの近所、キングス・クロス周辺)について書いたものだ。

コロナ対策:イギリスで外出自粛→ロックダウン。この3週間を振り返る

元々引きこもり気味ではあるけれど……

元々フリーランスで在宅勤務なので、仕事面の変化はほぼない。

会社通勤から在宅に変わった人は、いろいろな面で変化がすごそうだと思う。ソフトエンジニアの夫は、いきなり在宅勤務になったので仕事に必要なツールが家になく、会社からごっそり持ってきたり、通販で買って後から揃えてたりしていた。

また、友達のパートナーの勤め先は営業を停止しており、(一時的に)仕事がない状態になってしまったという。会社は政府に補助金を申請するようだ。

家で仕事をしていると出不精になってきて、そもそも1週間で家の外に出るのが下手したら半分もない(仕事が忙しい時は平日5日間カンヅメ状態の時もある)&元々映画や読書などインドアの趣味も多い私にとっては、家にずっといるのはそこまで苦痛ではない。

外出自粛およびロックダウンになってからは、外出する頻度は週に2〜3回と前とそんなに変わっていないのだが、1回あたりの外にいる時間が大幅に短くなった。

前述のように、ほとんどの施設や店が閉鎖していて行く目的地があまりないのと、「やはり外にあまり長時間出ていない方がいいのでは」という気持ち的な問題もあって、今はスーパーに買い物に行くか、気分転換に近所を少し散策したらすぐに家に帰っている。

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気づいたことや気を付けていること

お金が減らない

これはいいことだな。外出しないし、生活必需品しか購入していないのでお金を全然使わない。通販も不要不急のものは頼まないようにしているし、使ったとしても映画とか本とかゲームとかをデジタルで購入するくらい……。

現在スーパーでは全体的に食料品や日用品が品薄になっていて、高い商品や高い価格帯のスーパーになるほど買い占めが少ないという現象が起きている。なのでいろいろなものを普段より高い価格で買うことになったりもするが、それを考慮してもお金は普段より減らない。

ただ、家賃やらの固定費は変わらず出ていくので、もしコロナウイルスの影響で収入が激減してしまう場合は、本当にきついだろうな……と思う。

品薄のものは節約して使う

特に、トイレットペーパーと卵。トイレットペーパー、キッチンペーパーなどの紙類は売り切れ続出でそう簡単に見つからない。なので外出自粛以前よりもずっと使用する量に気をつけて使うようになった(この3週間の最後の方は在庫が少しずつ回復してきたけど)。

卵も、品薄が続いているので、結構探し回らないといけない。なので今までは3個使っていた料理を2個にするとかにしたりしている(笑)。

あと、肉類も結構品薄なので、気持ち、1回の消費量に気をつけている。そもそも運動していないのに普通に食べていてもデブる体型的な意味でまずくなってしまうので、いつもより少なくするくらいでちょうどいいのかも。

目下、一番心配なのがトイレットペーパーだが、最悪買えなくてもウェットティッシュとかシャワーでもどうにかなると思えばだいぶ気が楽だ。そう思える時点で私がお気楽なのかもしれないが。

もちろん手に入った方がいいに決まっているが、「頭の上に屋根があってその日食べられるものがあればとりあえずいいじゃないか」というくらい私の「いざという時の生活のハードル」が低い。

その点では、「○○が見つからない!」とカリカリしているよりは精神衛生上良さそうな気がする。

運動不足に気をつける

元が在宅勤務で出不精の時点で、普段から人よりだいぶ運動量が少ない自覚はあるが、それでも外出時はよく歩いているし、どこかに行くときも徒歩で行けるところ(30〜40分以内)はなるべく自宅から歩いて動くようにしていた。

また、数ヶ月前から週1で始めたボルダリングがいけなくなってしまったのは、趣味という点でも運動という点でも痛い。楽しめる全身運動として最適だったのに……。今は運動不足をひしひしと感じる。

ジョギングなどすればいいのだろうが、どうにもそういう持久系は向いていないので、家の中で思いついた時に筋トレをしている。腕立てとか、スクワットとか。このただでさえ怠けた体には焼け石に水だろうけど、やらないよりはいいだろう。

ビタミンD不足に気をつける

運動不足に加えて、外に出ないと太陽を浴びられないのでビタミンD不足になりそうだな、と思う。イギリスは最近でこそ晴れてきたが、冬の間は本当に日照時間が短いので、ビタミンD不足になりやすい。

イギリスに住むとビタミンD不足になる? 特に注意すべきは冬

冬の間ずっと飲んでいたビタミンDのサプリは、今後も外出禁止の期間は特に意識して摂っていくつもり。

美術館・博物館にいけないのしんどい

アートや歴史好きの私にとって、ミュージアム巡りができないのはしんどい。精神の安寧を得たい時も展示を見に行っていた身からすると、趣味と精神安定剤を一気にもがれた感がある。しばらくはデジタルで補給するしかない。

ちなみに、ロンドンの展覧会を紹介する別ブログも運営している。最近は行けていないので更新があまりできないけれど……。→ロンドンアートめぐり

友達と会えないのしんどい

友達と会う予定が全部キャンセルになった上に、いつまた会えるかもわからないというのは、予想はしていたがそれでもきつい。メッセージでいつもより頻繁に話したりしているが、それでも会うのとはぜんぜん違う。会って話したいこと、たくさんあったのにな……。

一緒に住む人と良好な関係を保つことの大切さ

まあうちは夫と私だけなのでたった二人だが。ただ二人が全然外出せずに家にずっと一緒にいることはあまりないので、ある種「新鮮な体験ができる時間」だなと思う。人と共に暮らしている人のほとんどが、同じ体験をしていることだろう。

誰しもこの状況に不安を覚えていて、いつもよりちょっと気分が落ちていたり、ストレスが溜まっていたりするので、良好な関係を維持できるようにお互いの思いやりや配慮が普段以上に必要だなと思った。必要に応じて、お互いの気持ちを伝えあったり、問題が出てきたら話し合ったりすることも。

幸い、喧嘩が増えたりはしていないし、話せたり思っていることを共有できる人がそばにいて良かったと思う。

また、うちはそれぞれが違う部屋で好きなことを長時間していてもお互い気にしない(定期的にお互いの様子を確認しには行くけど)ので、そこらへんはとても楽。

閉塞感や不安感をどうするか問題

しばらくの間外に出にくい、人に会えない状況は精神的に閉塞感がある。

そして毎日入ってくるニュースや情報といえば、コロナコロナコロナ。しかもそのほとんどがネガティブなニュースだ。スマホを見るたびに速報が舞い込む。死亡者数が日に日に増えていく。

毎日のように、首相を始めとする政治家や著名人が感染した、死亡した、というニュースが流れてくる。ある朝は、目覚めたら日本のニュースで志村けんがなくなったことを知った。悲しい。こんな毎日だったら、恐怖や不安が募っていくばかりになる。

なので、自分の精神を自分であやす必要がある。

皮肉なくらい青い空に、美しい桜。スーパーに買い物に行った時に見た通りがかった。少し暖かくなった空気も肌に感じながら、もう春なんだなあ、と気づいた。こういう心の動きというか、感慨を大事にせねば。

情報に触れない時間を作るのも大事

閉塞感を少しでも軽減するには、そうした情報を断絶する時間を設けることも大事だ。

気分が落ちたら、ニュース媒体から少し距離を置く。

スマホのニュースアプリでは速報の通知が来るようにしているが、PCではしていないので、PCに向かっている時は自分からニュースを探さない限りそうした情報は入ってこない。

SNSでは不安を煽るようなものも含めて、さまざまな情報が望んでなくても流れてくるので、SNSを意識して開かないようにする。そんなことを最近、1日の中で意識するようになった。

じゃあそんな外からの情報を遮断している間に何をするか。気を紛らわせられたり、楽しい気分になったり、夢中になれる時間を持つのは大事。

次の記事では、最近の私の家での過ごし方をつらつらと書いてみる。

イギリスロックダウン中の過ごし方。家での時間をどう使っているか? 

全ミュージアムが閉鎖したロンドンで、美を探す。美はどこにでもある。

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