「在留届」の登録は海外在住者の義務。知ってないとマズイ!

2017年6月22日ロンドン・イギリス生活, 海外生活全般

イギリスに暮らして2年半、こっちに住んでいる日本人の人にもちょくちょく会うが、在留届を知らない人が結構いる。

かくいう私も、こっちに来るまで「在留届」の存在を知らなかった。ビザを申請するときも、役所で住民票を抜くときも、海外に移住する一連の手続きの中で在留届というものを知る機会は一度もなかったからだ。

だが、海外在住者にとって「在留届」を提出するのは、日本の法律で決められた義務である。

在留届とは何か?

外務省のページより。

在留届は3カ月以上海外に滞在する人が出さなければいけない。永住するのではなくても、留学でも仕事でも、3カ月以上外国に住む人は届け出る義務がある。

これは日本政府が海外に住む日本人を把握するために使われる。

テロや事件などが海外で起きたときに「被害者の中に邦人はいませんでした」など放送されることがあるが、あのように日本人が災害、事故や事件に巻き込まれていないかの把握にも使われる。

また日本にいる家族から問い合わせが来た際にも、この在留届の情報が使われるのだ。

在留届はどんなメリットがあるのか?

事件に巻き込まれた時の把握

これが一番大事だ。在留届を提出していないと、あなたが外国にいるのを政府は知ることができない。

もし海外で何かに巻き込まれて被害者になっても、安否確認や日本にいる家族に連絡が行くのが遅くなってしまう。また現地で大使館から援護を受けるのも遅れてしまう。

各地でテロが起きている今、登録は絶対にしておいた方がいい。

渡航上の注意などメールで情報が来る

テロや大規模な事件が起きた際、またその他注意しておくべきことが発生した際、滞在している国の日本大使館からメールが来る。

最近のイギリスの立て続けのテロで、私のメールフォルダには在英国日本国大使館からの注意喚起メールがたくさんたまっている。

身の危険に注意したり、周りで起きていることを知るためにもこのシステムは便利だ。

注意事項なども書かれているので、よく読んで参考にするといい。

法律上の手続きを海外でするために必要

海外で在留証明や住所証明、婚姻証明など、各種証明書の発行が必要になった時は、日本大使館で手続きができるものもある。

その際、在留届を出していないと証明書発行はしてもらえない。

また海外から日本の選挙に投票する際も、在留届が必要となる。

在留届はいつ届け出ればいい?

海外移住後、住所が決まった後

在留届では氏名やパスポート番号などの他、現地の住所登録も必要だからだ。

登録事項

基本的な登録事項は以下の通り。

  • 氏名
  • 本籍
  • 海外での住所
  • 滞在期間
  • 留守宅などの連絡先
  • パスポート番号
  • 同居家族(配偶者、子ども)

普段あまり使わない本籍を書く欄があるのに注意。

ORRnetからオンライン登録できる。窓口で直接申し込みのほか、FAX、郵送による提出もOK。

3カ月未満の滞在をする人は

では3カ月未満海外に滞在する人はどうするのかというと、届け出は義務ではない。だが万が一、災害や事件、事故に巻き込まれた時のために、登録しておいた方が安心だ。

3カ月未満の滞在の場合、「たびレジ」というシステムに登録ができる。

ORRnetというウェブサイトから、たびレジも在留届もどちらも申し込むことができる。

たびレジに登録すると、大使館からのメールや事故時の安否確認など、在留届と同じ扱い方をされる。短期滞在でも、入っておいた方がいいかもしれない。

帰国時にも申告が必要

滞在が終わり、日本に帰国する時も、在留届を提出したところと同じ大使館に申告が必要だ。

これを申告していないと、事件などの際、余計な安否確認に大使館が時間をとられてしまう可能性がある。


在留届を登録しておいた方がいいのは間違いない。

していない方はいますぐ登録を!→ORRnet