イタリア人の友達が日本食にハマりすぎている件

2018年3月4日

©DryPot

ロンドンで暮らす私の親友の1人に、イタリア人の女の子がいる。彼女は一度も日本に行ったことはないのだが、最近ますます日本食好きが加速してきた。

この1年くらいでびっくりするほど日本食に歩み寄っているので、若干の萌えを感じるほどだ。その微笑ましさをここでは紹介したい。

自分の国の食文化を好きになってくれるのはうれしい。

週一くらいの頻度で日本食レストランにかよう

私より頻繁に日本食レストランに通っている(まあ私は家庭料理なら家で作れるってのもあるけど…。)。

ちゃんとした(イギリス風に改造されていない)日本料理を出すレストランは軒並み価格が高いのだが、最近安くて美味しいお店を見つけて足しげく通っているようだ。

先日一緒にそのレストランに行ったら、「実は昨日も来たの…(照)」と告白された。すごいな!

ロンドンには1件、日本風の焼肉屋があるのだが、そこも気にいったようで、たまに一緒に行く。

また日本のビールでは、スーパードライよりもプレミアムモルツ派だそうだ。

イタリア人は魚介もよく食べるし、素材の味を生かす料理もあるし、日本食とは親和性が高いのかもしれない。

めんつゆ大好き

めんつゆの味が大好きである。そのきっかけは豆腐料理との出会いであった。

上で書いた、彼女行きつけの安くて美味しい日本食レストランで豆腐を食べたときに衝撃を受けたようで、「今までまずい豆腐しか食べたことがなかったけど、ここの豆腐は美味しい…!!」と開眼していた。

それ以来、冷ややっこ、揚げ出し、小さい鍋(懐石料理で出てくるようなミニサイズ)で温めるおぼろ豆腐のようなものなど、いろいろトライした結果、揚げ出し豆腐が一番お気に入りのようだ。

その時に、豆腐だけでなく、かかっていたつゆが美味しいということにも気づいたようで、そこからめんつゆのとりことなったのだ。

「このソースはどうやって作るの?」と訊かれ、「ボトルで売っているから水で薄めるだけだよ」と教えると、「うちにもほしい!」と言うので、安く買える店を教えたら、その日に買いにいっていた。

買えたよ!と嬉しそうに写メを送ってきたのはフフッとなった。

好物は揚げだし豆腐とナスの煮浸しと蕎麦

そんな彼女が好きな日本食は、上記の揚げ出し豆腐と、ナスの煮浸し、蕎麦である。渋い。

というか基本めんつゆ系の味であれば何でも好きなのではないかとすら思う。野菜のてんぷらや唐揚げも美味しいと食べていたので、揚げ物も好きなようだ。

蕎麦はかけそばがお気に入りで、たぬきそばをよく注文している。先日は山菜そばを注文していた。チョイスがどんどん日本人よりになっていっている。

意外と寿司はNG

以前寿司をロンドンで食べたときに、鮮度が悪かったのか当たったことがあり、それ以来ダメということだった。

あと海苔も嫌いということだった。海苔は確かに西洋人に不人気だ。口の中で張り付くのと、黒い色が不気味に感じるという。

「明日もう一度ここへ来てください、私が本物の寿司を食べさせてあげますよ」と大盤振る舞いしてあげたかったけれど、自分では作れないし、ロンドンでは「本物の寿司」を出す店が極端に少なく、高いお金を払わなければならない。

また本人が乗り気でないのに無理に寿司を注文するのも悪いなと思い、未だに寿司の名誉挽回をできていないのが現状である。

納豆もダメだったと言っていた。まあそれは想定内。

豆腐料理を家で再現しようとして失敗する

上記の、「小さい鍋(懐石料理で出てくるようなミニサイズ)で温めるおぼろ豆腐のようなもの」を彼女が家で作ろうとした出来事があった。

作り方をメッセージで私に訊いてきたが、一緒にその料理を食べたわけではないので、私も正直よくわからない。

「揚げ出し豆腐ではないの?」と訊くと、「違う、小さい鍋に温かくて柔らかい豆腐が入ったやつ」と言われる。水は入ってなかったというので、湯豆腐でもないようだ。釜揚げ的な…?

そもそもその小さい鍋とやらを持っていないので再現は難しそうだが、とりあえず暖かい豆腐を作りたいのかと思い、「フライパンとか鍋でほんのちょっと温めればいいよ」と言ったのだが、その後

「焦がしちゃった…真っ黒…」とメッセージがきた。

よく聞くと水を入れず豆腐単体で焼いていたらしい。そしておそらくクリーミーな豆腐でなく固い豆腐を買ってしまい、そもそもそのレシピにはあっていなかったぽい。ちゃんと教えなかったこっちも悪いのだが。

というかレンジでチンだけでも良かったのではないかと後で思った。それを提案してあげればよかった。

今度家で一緒に挑戦してみようかと思う。

焼酎のボトルをアマゾンで注文する

焼酎も気に入ったようで、麦よりも芋派であるという。初回で「芋の方が香りがある!」と言われた時には「さすがワインの国から来た人だなあ」と謎の感心をした。

めちゃくちゃお酒が強いのに、焼酎は飲みなれていないからか結構すぐ酔いが回るようだ。

またその子の彼氏も焼酎が好きなようで、一緒に日本食レストランにいくと、プレミアムモルツをチェイサーにして芋焼酎を最初から最後まで飲み続けるという芸当をする。

イギリスのアマゾンで焼酎のボトルが安く売っているのを見つけて教えたら、「早速2本注文した!」とメッセージが来た。これからもどんどん染まっていってほしい。


ドイツ人の夫もだいぶ日本食に染まってはきたが、日本酒や焼酎は飲まないし、豆腐は嫌いだし(→ドイツ人の夫が好きな日本食・嫌いな日本食)で、なかなか共有できないことも多いので、彼女がここまで日本食を好きになってくれたのは本当に嬉しい(し、こちらも気兼ねなく食べられる)。

いつか彼女と日本に行って、日本食を食べまくるのが夢である。

 

イギリスの食文化に興味のある方はこちらをどうぞ。