ドイツ人の夫が好きな日本食・嫌いな日本食

2017年12月14日

ロンドンでも、日本食レストランに行ったり私が作ったりして、ちょくちょく日本食は食べている。

この夏に日本に行ったときも、毎日日本食を食べまくったので、だんだん彼の好き嫌いが見えてきた。

好きなもの

枝豆

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現在ロンドンで爆発的な人気を誇る、というかすっかり日常化した日本食の代表格、枝豆。夫に限らず、欧米人は皆好きね。

私より枝豆愛があると思う。飲食店でも枝豆がメニューにあると、必ず注文して無心で口に運び続けている。枝豆摂取ロボット状態。

ゆでたての暖かい枝豆がお気に入りだそうだ。

寿司

寿司は現在ロンドンでも人気なので、もともと知っていて、好きなようだった。ただ、イギリスは魚介類が少ないので、基本マグロとサーモンと蒸しエビ(レア)しかない。あとはアボカドとか。

そもそも肉文化圏から来ているので、魚の知識があまりない。

「好きな寿司はサーモン」と言っていたが、白身すら食べたことがないというので、「本気の寿司を食べさせてやろうじゃないか…」と日本に帰省した時に寿司屋に連れていった。

徹底的にイギリスでは食べられないものを食べようと決意した私の欲望により、食べまくった(食べさせまくった)。

好反応だったもの

ブリ、ハマチ、ヒラメ、カンパチ…脂ののったプリプリの白身に感動していた。

サンマ、アジ、イワシ、しめ鯖…光ものもいけるとは…なかなかやるな?

微妙だったもの

馬肉…「ホースだよ」と言ったら驚いた顔をしながら、でも食べた。嫌いではないらしいが、美味しいとも言わなかった。

「生肉」と「馬を食べる」っていうのがインパクト大だったらしい。

トロ…「なにこれ…俺の知っているマグロじゃない!」と言っていたが、味はそこそこだったようだ。

ダメだったもの

貝類、イカ、タコ、イクラ、ウニ…食感が慣れなくてダメなようだ。

甘エビ…味が嫌らしい。

でもやっぱり、未だに、一番好きな寿司はサーモン。でもロンドンのサーモンは確かに美味しいから。

結婚して1年たったころ、「最近刺身食べてないね。食べたいね〜」と彼がふと呟いたとき、「肉の国から来た人にこんなに刺身が浸透したとは…!」と感動した。

魚の活け造り

©零細系統保護協会

どこかの居酒屋で、アジの活け造りを食べた。

「水槽からあげてから素早くさばいたから、ほら、口が動いてるでしょ」と教えたら、「…!!…!?…!!」と興奮し動画まで撮っていた。

「生きてる…?いやこんな状態で生きてるわけないよね」と混乱しつつ、驚き楽しんでいた。西洋人には、活け造りを気味悪がる人もいるけれど、彼にはなかなかエキサイティングだったようだ。

ラーメン

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ラーメン屋はロンドンにもあるので、普段からちょくちょく行っている。↑この写真はロンドンのチェーン「昇龍」。

ラーメン食べに行く?と訊いて断られたことがない。

日本に行った時も、「この旅で絶対ラーメン屋に行く!」と意気込んでいた。博多ラーメンを食べに行ったな。豚骨ラーメンが好きで、醤油ラーメンはあんまり…らしい。

日本に行ったときは、私が1週間長く滞在し、彼が先にロンドンに帰ったのだが、最終日は彼一人で観光だった。「最終日何食べた?」と訊いたら、「昼にラーメン屋行って、夜は寿司を食べた」ということだった。

餃子

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餃子も最初に食べたときから好きで、日本食レストランに行くとよく頼んでいる。

ロンドンだと、鶏肉の餃子が多くて、豚肉の餃子が食べたい私としてはちょっとがっかりする。

親子丼

日本で食べ、私も家でよく作るので、好きになった1品。「親子丼」の名前の由来を教えたら面白がっていた。「鳥の一家を食べるなんて残酷なネーミングだね」とかいって。

たまに炭水化物を抜きたいときに、ご飯抜きで上の部分だけ食べるときもある。

米に関しては、日本米が好きらしい。ロンドンでは、ロング・グレイン・ライスとか、ジャスミン米、タイ米のようなぱさぱさしたお米がスーパーで簡単に手に入るし、インド料理やトルコ料理を食べに行ってもその系統の米しか出てこないので、一緒に住む前は米とはそういうもんだと思っていたっぽい。

一緒に住み始めてから、私が常に日本米を食べるようになり、好きになったようだ。もちもちしているのがいいらしい。「今日、ご飯こっち(余っているパサ米)と日本米どっち炊く?」と訊くと必ず日本米を選ぶので、パサ米が減らない。

あ、あとこのリストにはいれなかったけど、焼き鳥も好きだ。

焼肉(というか肉料理全般)

ロンドンにある日本式焼肉屋kintanにたまに行く。

最初行ったとき、どのくらいの時間で一枚焼けるのか携帯のストップウォッチではかっていたところを私は見てしまった。
焼肉で肉が焼ける時間はかる人始めて見たよ…。

焼肉に限らず、日本に行った際すき焼き、しゃぶしゃぶ、トンカツなど食べたけれど、どれも気に入っていた。

「しゃぶしゃぶ」は名前が面白いらしくたまに発音して楽しんで?いる。

きんぴらごぼう

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先日日本食レストランに行ったときに、きんぴらごぼうを頼んだ。

西洋人には木の根みたいに思われる、と何かで聞いたことがあったので恐る恐る食べさせたら、「美味しい!」と完食された(もう一度頼んだ)。

あまじょっぱい味付けがいいのかな。

そういえば欧米人って照り焼き味が大好き。照り焼き味がメジャーすぎて、ポン酢とか出汁の繊細な味とか全然注目されてない。

ジャパニーズフード屋(日本人がやっているのではない和食屋)ではなんでも照り焼き。鮭の照り焼きがよく「これがスタンダードな日本食だよ」みたいな顔してどこにでも置いてあるけど、ブリでやってほしいなあ…といつも思う。

海ぶどう

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かなり意外だが、沖縄に旅行した時に居酒屋で食べさせたら、「イケる」と食べていた。食感が面白いらしい。

普段「海ぶどう食べたい!」とはならないものの、意外と好意的に受け取られたという意味でランクイン。

嫌いなもの

豆腐

豆腐は、味が嫌いというよりも、「イソフラボンが多いから男性には向かないと本に書いてあった」ので食べない。
理屈っぽいので、「栄養的にだめだと頭で認識してしまうと、嫌いになってしまう」というようなことを言っていた。

そんなこと言ったら大豆とりまくりの日本人男子はどうなるのか。

そして枝豆も大豆である。冷凍の枝豆とか買うと袋にでかでかと「Soy Beans」と書いてあるので、気づいていないわけではあるまい。気づいていないふりをしているのか。

理屈でも抗えないほどに枝豆が好きなのか。私としてはこれ以上食べられない日本食を増やしたくないので、突っ込まないことにしている。

あんこ系

あんこのお菓子は一口食べさせて「もういらない」と言われた。和菓子全般アウト。
チョコみたいにガツンと甘いものの方が好きなんだろうな。
洋菓子より和菓子の方が食べられる私としては、ちょっと残念。

でもほのかな甘みに定評のあるギンビス・アスパラガスは「うまい」と言って食べていた。わからん。

※追記 抹茶ブラウニーは美味しいと言っていたので、抹茶味もいけそうである。

魚卵

上の寿司の説明でも書いたように、いくら、ウニ、トビッコなどがだめ。食感が慣れないとのこと。慣れるときはくるのか。

イカ、タコも食感でアウト。嚙み切れないのがどうにも気持ち悪いらしい。

うなぎ

アナゴも同じく。これも食感がだめだという。味は照り焼きぽいたれなのに。


残念ながら、納豆はまだ食べさせていない。いつになるか…。夫にとっては「冷蔵庫の奥にしまわれている臭い(らしい)もの」として「触れえぬ秘宝」になっている。

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