イギリス人は現金もクレジットカードも使わない

2018年3月4日

イギリスでは、現金・クレジットカードを持っている人が日本と比べてとても少ない。

じゃあ皆どうやって日々買い物などをしているかというと、デビッドカードを使っている。

クレジットカードよりデビッドカードの方がポピュラー

日本ではやっと最近銀行が利用を推進し始めたデビッドカード、こっちでは支払いの主戦力となっている。

実際、私がこっちに来て口座開設と同時に作った銀行のカードは、最初からデビッドカードだった。こっちではこれが普通らしい。デビッドカードは、支払ったのと同時に口座からお金が引かれるシステムなので、現金を持ち歩いているのと変わらない。

逆に、日本では多くの人が持っているクレジットカードは、こちらでは持っている人がすごく少ないことに驚いた。

実際、統計でも、デビッドカードの圧勝らしい。→The UK Cards Association Annual Report 2014 (PDF)

UK Cards Associationという機関が行った、カードについての統計。

一部要約すると、

  • 2013年11月の1ヵ月で、イギリスでのデビッドカードの使用回数は9050万回、対してクレジットカード+プリペイドカードの合計の使用回数は5790万回
  • クレジットカード+プリペイドカードの合計使用回数がピークだったのは2005年。ピークのひと月7050万回から2割近く落ちた。

圧倒的にデビットカードが使われた回数の方が多い。
実際、こっちでクレジットカードを使うのは、レンタカーを借りるときくらいしかない。

私はイギリスで作ったデビッドカードと、もともと持っていた日本のクレジットカード1枚で事足りている。

イギリスでは「カードでも割り勘」ができる

おまけに、イギリスは日本よりも圧倒的な「カード社会」だ。アメリカのように。

1ポンド以下の商品もカードで買える。小さなカフェでも商店でもどこでもカードが使える。

レストランでの会計でも、割り勘をカードでできる。

ただ頭数で割るだけではなく、「私は30ポンド払いたい」「じゃあ私は25ポンド」など、人によって違う額をカードで支払える。
店員さんがカード読み取り機(持ち運び型)を持って、テーブルに来てくれるのだ。

普通に暮らしていたら、現金を持ち歩く必要性がほとんどない。

コンタクトレスカードが普及

「コンタクトレス」という支払方法がメジャーになってきている。カードを使う際、暗証番号を入れなくても、機器にかざすだけで支払いができるシステムだ。日本のSuicaとかPASMOとかの使い方と同じだ。

イギリスではこのコンタクトレス対応のお店が増えてきていて、今やスーパーでも飲食店でもデパートでも、ほぼどこでも使える。ただカードをかざすだけなので、とても便利だ。

違うのは、コンタクトレスで使える金額に1回20~30ポンド(店によって違う)の上限があること。盗まれたときなど、セキュリティのためだろう。大きな買い物には使えないが、日常の買い物はこれで十分だ。

各種銀行もコンタクトレス機能つきカードを発行しているし、銀行以外でコンタクトレスカードを発行してくれるサービスを行っている会社もある。

アンドロイド・ペイやアップル・ペイのアプリを使えば、携帯電話(支払い機能がある機種に限るが)でも同様にコンタクトレスで支払える。

なんと、交通機関もこのコンタクトレスカードで乗れるのだ。

ますます「キャッシュレス化」している

コンタクトレスのようなシステムが普及して、カードが便利になってくると、ますますカード使用に偏ってくる。

こんなニュースがある。→End of the wallet in sight? Britons turn their backs on cash and carry an average of less than a fiver

イギリスは実際キャッシュレス社会になってきており、47%以上の人が、5ポンド以上の現金を持たなくなったという。
14%は現金を全く持たず、10%は財布すら持たないそうだ。
カード会社「Mastercard」の今年の調査より。

43%の人が、2年前より現金を持たなくなったと答えているから、やはりキャッシュレス化は進行している。

デビッドカードが便利すぎて、私もキャッシュレスになってきた。財布の中までミニマリスト化した。やっぱり海外に住むとミニマリストになる、は本当なのだ(えー?)。

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