【トラブル体験談】なぜイギリスでは家電修理すらスムーズにいかないのか

今までのイギリス生活で、清掃業者にバックレられたとか、間違った免許証を発行されたとか、物事がスムーズにいかなくて困った体験談を書いたが、また「イギリスならでは」が起きてしまった。

もはやシリーズ化しそうな勢いである。したいわけではない。

今回は家電の修理を頼んだ時のことである。というか現在進行形だ。

連絡の来ない業者

我が家の食器洗い機が壊れてしまい、排水しなくなってしまった。いくつかの業者を調べた後、うちで使っているメーカーの修理を扱っている業者にお願いすることにした。イギリスの食器洗い機は大型で、キッチンにはめ込まれる形で一体化している。自分で直すのは難しいのだ。

なるべく早く直したいので、探した中で一番早く来れる修理会社に来てもらった。予約から3日後。

見てもらった結果、中のポンプが壊れているため取り換えないと直らないとのことで、その型番のポンプを取り寄せてから再度来てもらわないといけないという。なのでそのままその会社に部品の取り寄せを頼んだ。

3~4営業日くらいで取り寄せられると思う、というので、連絡を待っていたのだが…4日目になってもこないので、電話して聞いてみたところ、「あと少しで来ると思う」「いつ部品が来るか正確な日付は言えない」と微妙な答えしか返ってこない。

それからさらに1週間待ったが、待てど暮らせど連絡はこない。せめて「あと何日かかる」とか「まだかかりそうだ」とかでも知らせてくれればと思うのだが。この1週間の間に、業者を変えようともう1度連絡したのだが、「すでに部品を注文しているのでその分払ってもらわないといけない」と言う。

すでに最初のアポから2週間は経過したとき、とうとう夫がキレて「早く来い」とキレ気味に連絡すると、3日後には行くからという。

部品を間違えた…だと?

しかし実際修理人が来て数分後、「間違った型番の部品を持ってきちゃった」と言った時は衝撃的だった。だって前回型番メモってたじゃん…。しかもあなた前回来た人と同じ人じゃん…。

「じゃあ正しい部品を取り寄せるのはどれくらいかかるの」と聞くと、「3~4営業日くらいだと思う」と言われた。2週間前にも全く同じやり取りをしたんだが…?

夫は「たぶんせっつかれたから、部品がないのにわざわざ家に来るパフォーマンスしただけだと思う」と、さらに般若へと進化し、業者を変更する旨の電話をした。

電話口では「特急で次の日に部品が到着するように手配しますから、キャンセルしないでください」など色々言っていたらしいが、そんなのは最初の注文の時にすべきである。

違う業者に変更するも…

というわけで、違う業者に替えた。以前住んでいたフラットで、大家が懇意にしていた修理会社があり、そこは対応もよさげだったので、そこにしたのだ。

有名な業者なので、すぐにアポがとれるわけではなく、1週間後の予約となった。アポは夫がとってくれたが、予約時に現在の状況と、パーツを取り換える必要があることや型番など、詳細に伝えておいた。

が……。

予約した日になり、電話がかかってきて、「予約が入りすぎて今日行けない、再予約させてくれないか」という。「もうすでに1週間待っているから、なるべく早くしてほしい」と伝えると、翌日には来れるという。本当かな…(何も信じられなくなっている)。

また食器洗い機はどのような状態かを色々訊いてきたので、「前回予約したときに必要な情報は教えたんだけど、伝わってないの?」と一抹の不安がよぎった。

そして次の日。やっぱり、修理人は必要なパーツを持っていなかった。また取り寄せを待たないといけないらしい。←イマココ

家電修理はハードルが高い?

すでに食器洗い機が壊れて1ヵ月が経過している。なんで食器洗い機を直すだけのことがスムーズにいかないのか。なんで連絡をくれないのか。なんでパーツ取り寄せにそんな時間がかかるのか。なんで予約した日に来れないのか。なんで話が伝わっていないのか。

なんだかんだいって食器洗い機ならまだいい。手で食器を洗えば済む話だ。でも例えば冷蔵庫とか、暖房設備(イギリスの暖房設備はストーブなどでなく、物件全体で管理するセントラルヒーティングというシステム)が壊れて1ヵ月とか修理できなかったら、特に暖房は命にかかわってくる。どうするんだ。どうしようもないのか。ストーブを買うために出費しないといけないのか。

こんなことならいっそ買い替えたほうが楽かと思うが、うちの大家が「まだ買って数年しか経ってないので修理で済ませたい」というのだからしょうがない。イギリスでは家の家具やら家電もなんでも最初から揃っているので、自分で購入した家でない限り、もとからあるものを買い替えたり捨てたりするのは大家の許可が必要なのだ。

修理代は大家が持ってくれるからいいものの、この日本では起きないであろう理不尽さに疲れた。普段は別にイギリスで暮らしていても不便さは感じない(慣れもあるけど)が、久々に「いやいやいやイギリスさあ…」となった出来事だった。

夫(ドイツ人)に「日本ではこんなことまずないよ」と言ったら、「ドイツだってここまでのはないよ…」と言っていた。

我が家の食器洗い機はいつ直るのだろうか。他の家電が壊れないことを祈るばかりである。

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