イギリス「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」で使えるお店

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お金・経済

ここ数年、イギリスでも流行ってきた、11月のイベント「ブラックフライデー」。日本でも最近小売業界が流行らせようとしているとか? 

ブラックフライデーとは何となく知っているけど、サイバーマンデーとかいうのまで出てきて何ぞや、となったので、記事を書いてみた。

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ブラックフライデーとは? 

もともとはアメリカのイベントだ。
サンクスギビング・デー(感謝祭)の翌日、小売業界の「大安売りデー」なのだ。

起源をたどれば、「ブラックフライデー」と呼ばれるイベントはたくさんあり、金融危機などの、人々がパニックになる悲惨なでき事があった日のことをそう呼んでいた。

現在の意味での最初の「ブラックフライデー」は、1951年(英語版wiki「origin of the term」より。)に使われた。

最初にこのイベントをブラックフライデーと呼んだのは、フィラデルフィアの警官。人が外にたくさん出て混むさまを表したそうだ。1961年にはフィラデルフィアで「ブラックフライデー」ではなく「ビッグフライデー」と呼ばせる動きがあったそうだが、広まらなかったそうだ。

イギリスで流行っていても、「アメリカから来たもの」扱い

イギリス人は「アメリカから来た奇妙な習慣だ」と眉を潜める人もいるけれど、結果的に効果はあるようで、多くの人が「爆買い」するという。

イギリスでも最近は馴染んできて、各店競って大安売りをする。

ちなみにサンクスギビング・デーもアメリカの習慣で、イギリスでは祝うことはない。イギリス人にサンクスギビングについて尋ねたら、「俺に訊くなよ、俺はアメリカ人じゃない。アメリカの習慣なんかしらない」とムッとされたことがある。

イギリスのセールの値引きは半端ではない

こっちにきて驚いたのが、イギリスのお店のセール時の値引き率だ。
年末セールなど、「50%引き」なんて普通。70-80%引くところもある。「いくらなんでもこれは値引きすぎじゃ……」「閉店するのか……?」など当初は心でざわついていたものだ。

クリスマスが終わって数日後にお店に入った時、ツリーの飾りが「70%OFF」なんていう表示がつけられて売られていると、やや物悲しい気持ちになる。まあ確かにクリスマス終わった後じゃいらないんだけどね。

ブラックフライデー時も、ものすごい率で値引きをされる商品が多々ある。

2021年は11月26日が「ブラックフライデー」

ブラックフライデーは感謝祭の翌日の金曜日と決まっている。2021年は11月26日。

特に家電やガジェットが大幅に値引きになる。街中の店舗はもちろんだが、オンラインショッピングもねらい目。
以下のショップは、ブラックフライデーに大幅値引きするところ。

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狙い目のショッピングストア

Amazon

言わずと知れたアマゾン大先生。

日本版でブラックフライデーセールをやるのかはわからない。でも、アメリカやイギリスのアマゾンから個人輸入すれば、送料を差し引いても欲しいものが安く手に入るかも。

Argos

家電系がアツい「何でも屋」小売店。街中の店舗はオンラインで注文した商品の引き取り専門で、実際の商品は扱っていない。

ASOS

ファッション系専門のショップ。

John Lewis

大手デパート。質やデザインがいいものがたくさんそろっている。でもブラックフライデー時には同じ商品でも上記のショップより安くなる商品がある。

Boots

大英帝国が誇るイギリスのマツキヨ。化粧品・美容・健康雑貨・日用品が充実。

「サイバーマンデー」とは? 

2005年にやはりアメリカで新しくできたイベントで、「オンラインショッピングの大安売り日」
金曜のブラックフライデー後の土日を挟んだ月曜日が「サイバーマンデー」らしい。2021年は11月29日。

安売りする店は、上記であげた店とかぶるのだが、それこそ家電なんかはお買い得。
ブラックフライデーで「どうしようかな~うーん……安売りしてるけど今はまだいいか……」とあきらめた欲望を、週末を置いてもう一度セールを行い「ええいもう買っちまえ!」とさせる恐ろしい作戦なのだ。

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