「海外では生卵は食べられない」とよく言われる。
だが、私はよくイギリスで生卵を食べている。卵かけご飯や釜玉うどんなど、生卵でなければだめ! というものが必ずある。
目次
2017年秋よりイギリスで正式に生卵解禁
2017年秋より、イギリス政府が公式に「卵の生食」を解禁し、晴れてイギリスは正式に生卵を食べられる国となったのだった。めでたしめでたし。
しかし、どの卵でもOKというわけではない。「ライオンマーク」がついているもののみ、生食でも安全ということらしい。
イギリスで生食でも安全な卵とは?
以前、日本で5年以上暮らしていたことのあるイギリス人に教えてもらった。彼は日本の生卵文化もよく知っている。
「イギリスでも生で食べれる卵があるよ。赤いライオンマークがついた卵だよ」と。
赤いライオンマークは、政府認定の質の高い卵なので、生で食べても大丈夫なんだそうだ。
赤いライオンマークというのは、これ。↓
「Lion Quality」とぶれた印刷で書いてある。
ライオンマークの公式サイト(英語)に行ってみると、安全基準についての説明がある。
この基準を満たした生産場所では、鶏はすべてサルモネラ菌対抗ワクチンを摂取しているそうだ。
他にも定期的に衛生検査を行ったりなど、いろいろ書いてあるが、これが本当ならかなり徹底されているっぽい。
このマークがついている卵は高級というわけでは全くなくて、どこのスーパーにも、このライオンマーク付きの卵は置いてある。6個入り1ポンドとか、それ以下くらい。
激安スーパーのIcelandにも置いてあるのを見たことがある。
生卵を食べる時に気をつけること
ただ、念には念をいれて、卵を生で食べる時の決まりを自分で作っている。
- 清潔な環境で調理する。
- 生で食べるのは買ってから1週間以内の卵のみ。(消費期限前でも)
- 夏場は回数を減らす(冷蔵庫に入れてあれば関係ないと思う。私は常温で保存しているので)
- 体調の悪い時、お腹が弱っている時は食べない。
それでも海外で生卵はどうしても抵抗ある……という人は
卵で危険なものといえばサルモネラ菌。東邦微生物病研究所によると、当たると腹痛や下痢、嘔吐などを引き起こす。けれど熱には弱く、75℃で1分間加熱すれば死滅するそうだ。
なので、温泉卵を作ると生卵に近い食感と味が楽しめるかも。イギリス人もポーチドエッグで半生の卵をよく食べているし。
温泉卵の作り方は簡単
- お湯を鍋で沸騰させる
- 鍋を火から降ろし、卵を入れて蓋を閉めて12分ほどおいてから取り出す
- 殻を剥く
これ以上ゆでるとちょっとゆで卵っぽくなりすぎるかな。まあお好みで。
ネギ+めんつゆでうどんやそばにかけるもよし、+醤油でご飯に乗せるもよし。
イギリスでも美味しい生卵ライフはできるよってことで。
イギリスに売っている、変わった青い卵も食べてみた。
イギリスにある青い卵「ブルーエッグ」とは? 普通の卵と食べ比べてみた
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