「イングリッシュ・ブレックファースト」とはまずいのか?美味しいのか?

2016年9月30日イギリスの食文化, ロンドン・イギリス生活

「フィッシュ&チップス」に次ぐイギリス料理の代表格。現地日本人が「イングリッシュ・ブレックファースト」について思うところを正直に書いてみるよ。

第一印象は「最低の食べ物」

イギリスに来たころ、「イングリッシュ・ブレックファースト」は最低の食べ物だと思っていた。

「イングリッシュ・ブレックファースト」とは、いわゆる「イギリス伝統の超がっつり系朝食プレート」で、卵(スクランブルエッグか目玉焼きか選べる)、ベーコン、グリルしたマッシュルームとトマト、ソーセージ、ハッシュドポテト、ベイクドビーンズが一皿に乗ったもの。さらに焼いたトーストとコーヒー又は紅茶がつく。

朝からこんながっつりした油もん食べられるかーー!というのもあるが、このケチャップみたいなトマトソースに絡められたビーンズの味がとにかくまずくて嫌い(今でも食べられない)なので、最初に食べたときには辟易したものだ。

ビーンズの汁が広がって全ての食材を侵食しているのも余計萎えた。トマトとマッシュルームには味がないくせに、ベーコンはやたら塩辛い。

と、なるべくこの朝食を避けるようにしてきたのだけど、ベッド&ブレックファーストと呼ばれるカジュアルなホテルなどの朝食では基本的にイングリッシュ・ブレックファーストが出てくるので、避けられない機会もあった。

おとずれた味覚の変化

そして先日、久々にイングリッシュ・ブレックファーストを食べて気づいてしまった。

「あれ…美味しいかもしれない」

というのも、店による(イギリスの食事についての記事を参照)のはもちろんで、最初に食べた店がまずくて私がトラウマを負ってしまった可能性もかなり高いが、たぶん「カスタマイズ法がわかってきた」「食べ慣れた」の2つが大きいと思う。

このカスタマイズ法について少し説明しよう。

イングリッシュ・ブレックファーストは自分好みに注文できる

B&Bでも、朝食を出しているカフェでも、イングリッシュ・ブレックファーストでは「嫌いなものを抜く」&「好きなものを増やす」ことができると知った。

「卵は3つにして」「トマトはいれないで」など、要望を聞いてもらえる。(追加の場合は追加料金がかかるお店もある。)これはとてもいい。
私はいつもビーンズとソーセージは抜いてもらっている。ハッシュドポテトも重過ぎると思ったら抜く。

あとこれは人それぞれだろうけど、「朝食」として食べるからダメなんだ、とも気づいた。ブランチとして、お腹がペコペコで食べるならがっつりでもいける。お腹がすいてなければ、トマトとマッシュルームと卵だけちょうだい、と言えばライトな感じになるし。

あとは単純に味に慣れたんだろう。結論としては、カスタマイズして食べれば美味しいと思う。

イギリス人の二日酔い対策は「イングリッシュ・ブレックファースト」

ちなみに、イギリス人はイングリッシュ・ブレックファーストを二日酔い対策として食べるそうだ。
イギリス人の女の子に「日本人は二日酔いには味噌汁を飲むのが定番だよ」と言ったら「えー!あんな匂いの強いもの、二日酔いの時に飲めないわよ~」と言われた。

イングリッシュ・ブレックファーストのほうが余程いろいろな意味で強いと思うんだけど…。

ところ変われば常識も変わる。

アイルランドに行った時のアイリッシュ・ブレックファーストのレポートはこちら。イングリッシュ・ブレックファーストとほぼ似ているけどやや違った文化がある。