イギリスの2016年11月の失業率は4.8%、被雇用率は74.5%。失業率はここ10年の最低値だという。
引用はイギリス国家統計から:
Office for National Statistics : Unemployment rate (16 Nov 2016)
Office for National Statistics : Employment rate (16 Nov 2016)
統計開始の1971年からの推移を見られるグラフがあった。
失業率
2016年11月の失業率は4.8%で2006年と同水準になり、ここ10年で最低値を記録。
日本の失業率は現在3%(統計局ホームページより)。 イギリスの4.8%は日本より1.5倍以上あるけれど、1.5倍といっても数字そのものは悪くない。というか少し前まで7%くらいあったようだし。
ちなみにスペインは20%、ギリシャは23% 、中国は4% 、アメリカは4.9%。
スペイン人、イタリア人、ギリシャ人でロンドンに職を探しに来る人は本当に多い。
被雇用率
失業率が上がったり下がったりを繰り返しているのに対して、被雇用率はだいたい70%前後くらいを細かく上下していてほとんど変わっていない。
と思ったが、よくよく見ると、失業率のグラフは15%が上限に対して、被雇用率のグラフは100%が上限だから、あまり差がないように見えるだけ。
統計局サイトで細かい数値を見て比べてみる。例えば、2011年4‐6月の失業率は7.9%で被雇用率は70.5%。現在より失業率が3%高いのに対して、被雇用率は4%低い。なるほど、つじつまはあっている。
EU離脱が実際に動き出したら、このグラフはどうなるんだろう。
仕事に就いておらず勉学や訓練を受けているわけでもない、いわゆるニートと定義される人に関する統計はこちら。
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