今回は、イギリスの信号のかなりニッチな疑問について。
ロンドンの街中を歩いているとたまに見かけるのが、「ライトの部分に仕切りが入っている信号」である。
こういうやつ。仕切りの向きは縦バージョン横バージョンどちらもある。この画像は横バージョン。
こちらは縦バージョン。歩行者用信号、車用信号両方で採用されている。仕切りによりライト部分がブロックされているので、特定の角度からでないと信号の色がまったく見えず、赤なのか青なのかわからない。歩行者用信号でこの仕切りがあると、歩いている身からするとかなり不便だ。
日本ではこの類の信号は見たことがなかった。もしかしたらあるところにはあるのかもしれないが。
一部の信号にしかついておらず(ロンドン特有のものなのか、イギリスの他の地域にあるのかもわからない)、「なんでこんなものがついているんだろう…?」と常々気になっていたので、調べることにした。
信号のライトに仕切りがついている理由
企業や公の機関が出している説明は特に見当たらなかったが、同じ疑問を持つ人がフォーラムや掲示板で質問しているのが複数見つかった。
そこで出てきた答えを総合すると、以下のようになる。
道路が交わる交差点などで、複数の信号が近い距離で設置されているようなところで、この仕切りはよく使われる。車の運転手が、違う車線の信号が青になったのを自分の車線の信号だと見誤って発進してしまうのを防ぐためだという。
仕切りで覆って特定の角度からしか信号の色が見えないようにすれば、その信号を使うべき車線の運転手にのみ色が見えるからである。歩行者用信号の仕切りも同じ理由であろう。
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そういえば、日本語では信号の緑の表示のことを「青信号」というけれど、英語では見た目の通り「green」で表すなあ、青りんごとかも同じだなあ、と気づいて、日本語と英語の青と緑について調べたこともあった。その時の記事はこちら。
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