エディンバラで学んだ、超シンプルなスコッチウイスキーの地域別解説

広告
イギリスの食文化

イギリスのウイスキーといえば、スコッチウイスキー。

エディンバラの「Scotch whisky experience」という、ウイスキーのことを学べる施設に行って基本を学んできたので、わかりやすくシェアするよ! 初心者向けのシンプルな説明だよ。

広告

4つの地域で味の違うシングルモルトウイスキー

ここでは、シングルモルトの味の違いを説明する。シングルモルトとは、ブレンドしてない1種類だけのウイスキーのこと。

スコッチウイスキーのシングルモルトは、大きく4つの産地にわけられる。

厳密にいうと、もっと限定的な地域としてキャンベルタウンやアイランズというところもあるらしいんだけど、施設で紹介されたのはこの4つなので、4地域について説明していく。

©Drawn by User:Briangotts as Image:Scotch regions.png and converted to SVG by w:User:Interiot.

ハイランド(Highland)

スコットランドの北側。地図では黄土色の部分。

ハイランドのウイスキーが一番飲みやすいフレーバーだと思う。とてもフルーティーでさわやか。

かなり広い地域なので、東西南北でも味の違いはあるらしいけど、概してここの地域のウイスキーは飲みやすい。

ローランド(Lowland)

ハイランドの反対で、スコットランド南側の地域。地図では緑色の部分。

一番印象にない(ごめん)のがこの地方のウイスキー。ウイスキーらしいウイスキーというか、甘すぎず苦くなく、普通。さらっとしていて、どぎつい何かはないので、スペイサイド、ハイランドの次に飲みやすい。

スペイサイド(Speyside)

ハイランドの中にある地域。蒸留所の数は一番多い。

クッキーのような甘い香りがするのが特徴。これもハイランド産のものと同じくらい軽くて飲みやすい。まあ同じ地域からきてるしね。

「ウイスキーは濃くて苦くて苦手……」という人にもお勧めできるウイスキー。甘いよ。

スコッチウイスキーといえば代表的なのが、このスペイサイドのウイスキー。有名なマッカランなんかもスペイサイド産。

アイラ島(Islay)

地図のピンク色の小さな島。

スモーキーなウイスキーの一大名産地。ここのウイスキーはなんか、燻製を飲んでいるみたいな気分になる。笑

スコッチはピート(泥炭)を焚いて香りをつけるというプロセスがあるのだが、アイラ島のウイスキーはこの工程をガンガンやるため、とても強いスモーキーな香りがつく。

ラフロイグなんかは、かなり強烈な香り。「保健室の(消毒液の)匂い」と形容した人がいたな。
人を選ぶけど、好きな人は本当にハマってしまうウイスキー。

スコッチウイスキー地域別まとめ

ものすごく単純化した違いはこんな感じ。

  • ハイランド=フルーティー
  • ローランド=さらっとして癖がない
  • スペイサイド=甘い
  • アイラ=スモーキー

人にもよると思うけど、飲みやすさとしては、スペイサイド=ハイランド>ローランド>>>アイラ という感じ。

以上!! 

めっちゃシンプルに言ってみたけど、でも実際、だいたいこんな感じ。

香りを楽しむための飲み方

ストレートのウイスキーに、水を1滴~数滴入れて飲むのが一番香りを楽しめるそう。入れすぎに注意。

最初にストレートで味わって、そのあとに水を加えて、味の変化を見る。水数滴でも結構味が変わる。

ただそれだと強すぎてほんの少ししか飲めないので、私は氷を入れてロックで溶かしながら飲む方が好き。

エディンバラのスコッチウイスキー製造過程が見学できる施設が楽しい

コメント