ヨーロッパでも格安飛行機はメジャーな交通手段の1つとなっている。
イギリスからヨーロッパに行く時によく使われる格安航空会社2大トップが「easyjet」「ryanair」である。
これらを使えば、ヨーロッパ間の旅行は驚くほど安く行ける。往復70ポンドや80ポンドで海外に行けてしまうんだから、日本の国内旅行より安かったりする。
だが、日本国籍の人は気を付けないといけないことがある。
EUやイギリス国籍以外の人はビザチェックがある
そう、ビザチェックである。
ビザチェックがあるのは「ryanair」のみで、「easyjet」はない。
これは通常の空港でのパスポートコントロールとは別の、ryanairだけの独自ルールである。
公式サイトでも説明されている。→I’m a non EU/EEA passenger do I need extra travel document/visa check?
何が驚くって、ロンドン→スコットランドなど、国内旅行であってもryanairを使う時はビザチェックが必要なことだ。
チェックした印のスタンプがないと、搭乗を断られることもあるという。
ビザチェックの手順と注意点
ビザチェックそのものは難しくない。
必要な物は、
- プリントアウトしたチケット
- パスポート
これだけである。
チケットは事前にプリントアウトしないと、その場で発行してもらうことになると30ポンドとかとられるので注意。事前にウェブ上でオンラインチェックインをしてプリントアウトしておこう。
ビザチェックは、機内に預ける鞄をドロップインするカウンターで行う。
インフォメーションカウンターではビザチェックは受け付けていないので要注意である。皆が並んでいるからとここか、と思って並んだら、さんざん待った挙句「ビザチェックはあっちのカウンターよ」と言われてショックを受けたことがある。しょうがないのでそこでやってくれる、とかそんな融通はきかない。
カウンターに行ったら、「ビザチェックプリーズ」と言えば黙々とやってくれる。たまに「預ける荷物はありますか?」などと訊かれることもあるが、基本無言でつつがなく終了するはずだ。チケットに「checked」というスタンプが押される。
ビザチェックを忘れてゲートに行ってしまったら?
もしビザチェックを忘れてゲートに入ってしまった場合。私はこれを一度やったことがある。
ビザチェック→荷物検査→パスポートコントロール→ゲートの順なので、もうビザチェックの段階はとっくに過ぎてしまっている。
だがライアンエアーが発着するゲートの付近にはライアンエアーのインフォメーションカウンター(小)がある。そこへ走れば、滑り込みでそこでビザチェックをしてもらえる。ここでは融通がきくようだ。わざわざ荷物検査前のカウンターまで戻ることはない。
もしインフォメーションカウンターが見つからない場合には、ゲートにいるスタッフなどライアンエアーの人に話しかけること。どうにか対処してくれると思う。
知らない人はこのルールに驚いてしまうかもしれない。きちんと準備していって、よい旅を。
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