コロナ禍のロックダウン中、食料品や日用品の買い物をほぼすべて宅配で済ませるようになったが、そうした日々のルーチンショッピングとは別に、ちょっとした楽しみとしてお取り寄せも試してみた。
色々なお店で注文してみた中で、この記事ではフレンチデリのお店で頼んだものの記録。
フランス料理が食べたい
レストランもすべて休業しているし、フレンチはデリバリーには向いていないし……ということで思い立ったのがお取り寄せ。
漠然とフランス料理というより、「テリーヌが食べたい」と特定の欲望が沸き上がっていたので、テリーヌを売っているお店を探していた。それで見つけたのはMydelifreshというデリショップ。イギリスにあるお店だが、フレンチの総菜やチーズをいろいろ扱っている。各商品のレビューも見れるので、評価の高かったものを中心に選んでみた。
今回頼んだもの
今回注文したものは以下。
- ハムホックテリーヌ
- 鴨のスモーク
- 鴨のレッグコンフィ
- リブアイステーキ用牛肉
- 日本の(?)梨(Nashiという名前で売られていた)
梨が(?)なのは、日本の梨と同じものなのか大いに疑問のあるものだったからだ。詳しくは後述。ステーキ肉は特別フレンチ要素はないけど、ステーキ好きの夫が買いたがっていたので入れた。
ステーキ以外は全部調理済みで、盛り付けたり温めるだけ。早速実食だ~!!
ハムのテリーヌ
この店を見つけるきっかけとなったテリーヌ。500gで6ポンド。巨大テリーヌをスライスして食べる。7食分くらいできた。
じゃん。自家製ピクルスを添えて。ほろほろと崩れる柔らかなハムがぎっしり。ゼラチンもちょうど良い量。個人的には、野菜も入っているテリーヌの方が好きだけど、これはこれで美味しかったので当初のテリーヌ欲は満たされた。
残りは冷凍しておけば、いつでも好きな時にテリーヌが食べられるのだ。ふふふ。
鴨のスモーク
「絶対美味しいわ」と思って買った鴨のスモーク。200gで4.3ポンド。特に温めずそのままスライスして食べるものだが、これは本当に美味しかった。脂身が口の中で溶けるようで、柔らかくて旨味が詰まっている……。
オーブンで短時間温めてもみたが、よりジューシーになり、口に幸せが訪れたのだった(本来の食べ方ではないだろうけどさ)。これはもう1回頼みたい。
リブアイステーキ
見た目は美味しそうにできたんだけど、残念ながらこれはなんだかあまり旨味がない肉だった。ちょっとがっかり。
ちなみに美味しいステーキの作り方はこちら。
はい次。
梨(?)
1個0.8ポンド。注文時には日本の梨と同じような画像が載っていたし、名前も「Nashi」だったので、「わあ日本の梨だ!何年も食べてないなあ」と喜びいさんで購入した。だが……。
なんか君、私の知ってる梨と違くない? そんなだったっけ?
すでに「画像詐欺」疑惑がつのる。
皮を剥いて切ってみたが、なんか感触からして水分が足りないというか、スカスカしている気がする……そして切りにくい……。
とりあえず食べてみた。チーズと共に。
甘くない……!
予想してた味の5倍くらい甘くない。風味は確かにあの梨の方向性なのだが、うーん、これは期待外れ。熟れてないだけかとも思ったが、このスカスカ感ではこの後熟れることはあるのか……? という感じ。
友達にこのことを話したところ、画像検索した結果「中国の梨に似ている」と教えてくれた。
なるほどね……ありえるね……。
……。
うん、梨は日本に一時帰国した時の楽しみにとっておこう!
鴨のコンフィ
気を取り直して、私が大好きなフランス料理の一つ、鴨のコンフィ。骨付きレッグが2本入って5ポンド。安いと思う。コンフィとは低音の油でじっくり具材を煮た料理で、本来は数カ月も保存がきく保存食だという。
袋から出してオーブンで40分ほど温めるだけ。楽ちん。温めている最中に油がじりじりいう音がすでに美味しそう。
完成。ほうれん草のリゾットを作って付け合わせにしてみた。
一口食べた時点で最高の選択だったということがわかる。肉はナイフいらずの柔らかさ。ベイリーフの香りもしっかりとついていて、鴨特有の味と絡まって口に入れるとふわっと広がる。リゾットをあっさり目にして正解だった。鴨の味を引き立ててくれる。
実はこのコンフィ、好物だし価格も安かったので、2パック買っておいたのだ。
後日食べたもう一つの方。骨からすぐはがれる身の柔らかさがわかるかな。赤ワインと一緒に楽しんだ。
いやーこれは美味しかった。鴨のスモークとともにもう1回頼みたいな。
もちろん、本当はフランスでレストランに行ければ一番いいのだが、こういうお取り寄せもなかなか楽しいぞ……!
これを皮切りに、他のお店でもいろいろ取り寄せてみた。記事は以下から。
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