ノルウェーお酒事情:日曜はお酒が買えない&選挙の日はパブが閉まる!?

2017年12月4日

ノルウェーのお酒事情にはびっくりすることばかりだったので、ここではそれを紹介していく。実際にノルウェー人から聞いたことも含めてこの記事にまとめておく。

普段住んでいるイギリスとは全然勝手が違うので驚きの連続であった。もちろん日本とも違う。

※ここで出てくる通貨単位クローネとは、ノルウェーの通貨ノルウェークローネを指す。ユーロではないのだ。

ビール1杯1400円

信じられないが事実である。これはレストランで注文した場合だ。

メニューでビール330mlが100クローネ(=10ポンド=1400円くらい)だった時にはびっくりした。イギリスだったら500mlで4~5ポンドなので、ざっと2倍以上である。

スーパーでも1缶450~600円くらい 

スーパーでは多少安くなるとはいえ、それでも1缶(500ml)3~4ポンド(450~600円)くらいする。高い。

イギリスなら1缶1~2ポンドくらいなのでやはり2倍いじょ(略)

スーパーにはビールとサイダーしか売ってない

普通、スーパーにはビールをはじめワインやその他スピリッツ、リキュールなど売っているものだが、ノルウェーのスーパーは違う。どこに行ってもビールとサイダー(アップルサイダーというアルコール入りの炭酸飲料)しかない。

ノルウェーの人はビール以外飲まないのだろうか…と思っていたら、ある店を見つけた。

ワインは専門店がある

ワイン専門店のようだ。と言っても、中では世界各国のワインを中心にウイスキーや、ジン、ラムなどのリキュールなど他のお酒も置いてある。やっぱり軒並み高いけどね!

ワインは、スペイン・イタリアなんかは1本2~3ユーロくらいで売っていて、それに比べて最低価格帯が5ポンドのイギリスは高いなあ、なんて思っていたのだが、ここでは100クローネ(10ポンド=1400円)以下のボトルなど存在しなかった。

まあ高いのはお酒だけではない。とにかくノルウェーは全てのものが高い。それについてはこちらの記事をどうぞ。

夜8時以降はアルコールを売ってくれない

レストランで夕食を食べ、帰りがけにスーパーでビールを買おうとしてレジに持って行ったら、「8時以降は売れないの」と回収されてしまった。

何も注意書きなどなかったものの、法律で決まっているようだ。ならビールコーナーに入れないようにしてくれればいいのに…と思った。お酒好きの私には悲しかった。

日曜は一切アルコール販売禁止

日曜にスーパーに行ったら、アルコールコーナーが完全に封鎖されていた。

そこにはノルウェー語で「私(ビール)は今日は都合が悪いの」というビール主観の注意書きがしてあった。

「なんだこの国は…!?」と酒好きの女(私)とビールの国から来た男(ドイツ人の夫)は思った。

※夜8時以降も、日曜日も、飲食店ならアルコールを出してくれる。

ここから先は、泊まった宿のオーナーであるノルウェー人夫妻と飲んだ時に聞いた話。

選挙の投票日はパブが閉まる

選挙の投票日は正常な判断で投票ができるようにということで、法律によりパブがすべて閉まるらしい。

投票が終わるのは夜の9時なので、それ以降に空くパブはあるとか。

選挙日ではなくとも、朝や昼間など早い時間からアルコールを提供するお店はほぼない。もっと言うと、パブの数自体も他の国と比べて相当少ない。

だが、パブの営業時間は夜の3時くらいまでやっているところも結構あり、11時には閉まるイギリスのパブと比べると、長く開いているようだ。

平日は飲まず、週末に浴びるほど飲む

別に法律で決まっているわけではないが、ノルウェーでは、平日はあまり飲まないという暗黙の了解というか、表面的にはそんな雰囲気が漂っているらしい。

「ノルウェーの人はあんまお酒が好きじゃないの?」とノルウェー人に訊くと、「全然違う。飲むわよ。」と否定したうえで、「それはね、ノルウェー人はいったん飲み始めると酔いつぶれるまで飲んじゃって、次の日仕事に行かないから、平日は飲まないようにしているの」と満面の笑みで教えてくれた。

そうなんだ…健全な国なんだと思っていたらそんな不健全な理由でしたか…。いやでも自制しているのは偉い。

その分、週末にはすごい勢いで飲むんだそうな。特に若い人は無茶な飲み方をする、と嘆いていた(まあそれはどこの国でもそうだろうけど…)。

またパブやレストランで飲むより、友達を家に招いて飲み会やパーティーをする方が多いんだそう。ノルウェーには外食する場所やパブが恐ろしく少ないのだが、そういう習慣だから場所が少ないのか、場所が少ないからそういう習慣になったのか、どっちが先かはよくわからない。

旅行では朝から晩まで飲む 

そんなお酒を節制しているノルウェー人は、旅行先ではここぞとばかりに朝から晩まで飲むという。

イギリスですら、ノルウェー人にとっては「物価やっす!!買わなきゃ(飲まなきゃ)」となるくらいなので、スペインやイタリアなんか天国であろう。しかもそこでは朝から飲んでいたって普通である。朝からアルコールを出す店も豊富にある。

旅行という解放感も手伝って、旅中はひたすら飲みまくる、という人も少なくないという。それで旅行はちゃんとできるのだろうか…。

なんとも別世界な感じのするお酒事情なのでした。

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