ロンドンに、野生の孔雀がうじゃうじゃしている公園があることは、あまり知られていない。
高級地にある自然公園
西ロンドンの超高級住宅街、ハイ・ストリート・ケンジントンに位置するHolland Park(ホランド・パーク)。
2016年秋に、この敷地内にデザインミュージアムがリニューアルオープンした。もともと東ロンドンにあったものだ。
リス、孔雀と触れ合える
そして、散策しているうちに、多数の孔雀を目撃した。
野生の孔雀のオスとメス。柵の内側で4羽まとまって休んでいて、「4羽もいる!」と驚いたのだが、甘かった。
十数羽、下手したらもっといる。
柵の外でも、孔雀がそこらじゅうを歩き回っているので、触れそうなくらい近くで見られる。
でも、夏にこの公園に行った時には全然孔雀を見かけなかった。
この孔雀群を立ち止まって見ていたら、大量のリスと鳩に囲まれてなんだか動物に好かれている錯覚に陥る。他の公園と同じく、リスもこの公園内にたくさんいる。
近づいてくるリス。
もっと近づいてくるリス。
狙われている……。何も持ってないよ~~。
2匹で戯れるリスの姿も。
実は日本庭園がある
実はこのホランド・パークには「Kyoto Garden」という日本庭園があって、有名観光地の1つだ。春にはこんなに綺麗になるらしい(この写真はネット上からとった著作権フリーのもの)。
夏は観光客で激混みなので冬に行くべし
冬の公園はこんな感じ。これは先日行った時に撮ってきた写真。大変さびs……ではなく、冬は冬で趣がありますね。
夏に孔雀がいなかったのは、あまりの人手にどこかに逃げていたんじゃないかと。冬は本当に全然人がいなくて、とってもいい観光地。
色とりどりの日本庭園が見たかったら、春や夏の方がいいけど、日本人は日本でもっと本格的なものがいくらでも見られるから。わざわざ人ごみに行かなくてもいいかな。
孔雀やリス目的なら完全に冬が穴場!!
日本庭園のベンチでくつろぐ孔雀もいた。長い尾羽が美しい。
Holland Park
住所:Ilchester Pl, Kensington, London W8 6LU
ホランド・パーク近くの観光地いろいろ
マーケットに宮殿、美術館など。いくつかの美術館は過去の展示紹介記事にもリンクから飛べます(アート専門の姉妹サイトに飛びます)。
Design Museum
ホランド・パークの敷地内にあり。デザインに特化した美術館。※入場無料
住所:224-238 Kensington High St, Kensington, London W8 6AG
Leighton House Museum
デザイン・ミュージアムの隣にある美術館。画家のフレデリック・レイトンのアトリエだった建物を改装した美術館。レイトンの傑作「Flaming June」もここにある。
実際行ってみたレポはこちら。
「フレイミング・ジューン」レイトンの豪華絢爛な屋敷がロンドンに隠れている
住所:12 Holland Park Rd, Kensington, London W14 8LZ
Portobello Market
アンティークの品が多数集まる、最大級の超有名マーケット。※入場無料
住所:192A Portobello Rd, London W11 1LA
Kensington Palace
ハイド・パーク内にあるケンジントン宮殿。イギリス王室のメンバーが滞在に使う。
住所:Kensington Gardens, London W8 4PX
Natural History Museum
ロンドン自然史博物館。鉱物、地理学、生物学などあらゆる自然科学の展示がある。恐竜の展示は大人気。※入場無料
住所:Cromwell Rd, Kensington, London SW7 5BD
Science Museum
ロンドン科学博物館。宇宙、飛行機、船、蒸気機関車、家電の発達など、科学に特化した博物館。産業革命のイギリスならではの圧倒的な質と量。※入場無料
500年前のロボットから現代のペッパー君までを見る@ロンドン科学博物館
※これは有料展
住所:Exhibition Rd, Kensington, London SW7 2DD
V&A Museum
V&A美術館。西洋美術の屈指の彫刻・絵画作品が集まっている。ファッション系の展示も定期的に開催。※入場無料
住所:Cromwell Rd, Knightsbridge, London SW7 2RL
近くにいろいろ観光地があるので、まとめて「西ロンドン散策/観光」をするのがおすすめ。
※こちらの記事は介護関係のメディア「きらっこノート」さんの記事「こんなところがあったなんて! 介護士さんに教えたい珍スポット特集」に取り上げていただきました。
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