旅行が好きなので、これまでイギリスに住んでいるのをいいことにヨーロッパの国をたくさん旅してきた。
旅行後、大抵の場合はブログに旅のレポート記事を書くのだが、旅程を細かく追う際に大変重宝しているツールがあるので、詳しく紹介したい。
それが、グーグルマップの「タイムライン」というツールだ。
このタイムライン、何日の何時にどこにいたか、どこからどこに移動したかなど、自分でも覚えきれない1日の動向を自動で細かく記録してくれているのだ。
行った施設やお店を後から辿るのに大変便利で、旅行の記事を書く時は、これで行ったところをチェックしながら進めている。
この記事では、このタイムラインの使い方をわかりやすく説明していきたい。
タイムラインの仕組み
グーグルマップが、スマホの現在地情報を使って自動で行ったところや移動時間などのデータを蓄積し、1日の動向としてまとめておいてくれる。その記録を後から見返せるのがタイムラインである。
つまり、スマホが移動した履歴が記録されるので、スマホを持ち歩いた場所しか記録されない。ということは覚えておきたい。
タイムラインの機能を使うための前提条件
- グーグルのアカウントを持っていて、そのアカウントでグーグルマップを使用していること
- 持ち歩いているスマホにグーグルマップのアプリを入れていること
- スマホの現在地情報(GPS)がONになっていること
現在地情報をONにする設定は、 以下のグーグルの公式サイトで手順が説明されているのでそちらを参照してほしい(日本語)。
タイムラインの使い方
では、オランダのアムステルダムに旅行した時の記録を参考に、タイムラインを使ってみよう。
こちらはスマホのグーグルマップアプリと同じグーグルアカウントで利用している、PCバージョン。表示が英語だが、日本語でも手順は同じはずなので参考にしてほしい。
※スマホでも同じことはできる。私は旅のレポートを書く時は常にPCなので、PCバージョンで紹介する。
maps.google.comを開く。※個人情報保護のため一部ぼかし済
グーグルアカウントにログインしていなかったらログインする。右上に色付きの丸いマーク(この写真では青色に「S」)が出ていればログイン済である。
赤矢印の三本線マークをクリックする。
そうすると、こんな感じでメニューが現れる。その中から「タイムライン」を探してクリック。画像では青色になっている部分。
そうすると、こんな画面が現れる。赤い点々は今まで行ったところの大まかなポイント。左上の日付のバーに、調べたい日の日付を入力する。今回は、アムステルダムの旅行日程のうちの1日である、2018年10月30日を振り返ってみることにする。
その日付をバーに入力すると……
じゃーん。こんな風に、その日の移動した記録を地図情報と文字情報で出してくれるのだ。最初のぼかしてある部分はこの日に宿泊していたホテル。一応ね、隠しておく。
1日のうち、徒歩、電車、自転車など、どの移動手段でどれくらいの距離を移動したかも記録してくれている。移動手段は、移動速度の速さから推測してくれているらしい。
ただ、この記録も100%完全ではない。私はホテルから自転車に乗ったことになっているが、実際には乗っていない(笑)。私の歩く速度が自転車と推測されるくらいよほど速かったのだろうか……。
この日に行ったスポットがすべて出てくる。
私は「Rijksmuseum(アムステルダム国立美術館)」に13:02〜15:04の間行ったと記録してくれている。そこで撮った写真まで紐付けてくれているのがすごい。
入ったレストランもこの通り、しっかり記録されている。
ただ、たまに入った施設や店が間違っている(近くの他の場所になっている)ことがある。
現在地情報を使用して記録しているので、その時に現在地情報が何らかの理由で少しずれていたりすると、ずれた場所にある違うお店が記録されることがあるのだ。これまでの経験では、こういうミスはたくさんあったわけではないけれど、そういう場合もあるということは頭に入れておいた方がいいと思う。
その場合は(行った場所をきちんと覚えていればだが)正しい場所に修正もできる。
施設名をクリックすると、このような他の選択肢(グーグルマップ側が、ユーザーが行った可能性があると推測するスポット)が出てくるほか、自分で正しい住所や名称を入力することができる。
また、このタイムラインのデータは、削除したかったら施設ごとや1日単位などで削除も好きなようにできる。
旅行の思い出は残っていても、正確な旅程はなかなか記憶だけを頼りにするのは難しい。でもこのタイムライン機能があれば、かなり正確にその日のことを思い出せる。過去の動向を見返したい時には、とてもおすすめのツールなのだ。
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