ロンドンで2年で8軒フラットを引越した全記録(家賃も公開)

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ロンドン・イギリス生活

ロンドンに来てからの引っ越しヒストリー全8軒を公開する。
期間、場所、家賃、フラットメイト人数、起きたトラブルなどなど。

物件はすべてシェアで、自分の寝室+キッチン&お風呂は共同。

※ビル全込、とはカウンシルタックス、光熱費、インターネット代金全部込み、という意味。

データを参考にしてくれる人がいれば幸い。

今後ロンドンで家探しをするという人はこちらも併せてどうぞ。

ロンドンの家探し(フラットシェア)注意点と心構え&便利なウェブサイトまとめ
ロンドンの家探しに役立つサイトと注意点を書いていく。 私はロンドンで、過去2年で8件フラット(部屋)を移動した。 トラブルだらけのこの遍歴から学んだことを、この記事では紹介する。特に契約前に気をつけることもがっつり書いたので、初めてロンドンで家探しをするという人はぜひ目を通してもらいたい。 一応前提として、この記事は、私が元々ワーキングホリデービザで渡英して賃貸シェアフラットに住み続けた...
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1軒目

Finchley Central (ゾーン4)

  • 期間:8日間
  • 家賃:192ポンド(ビル全込) シングルルーム
  • 大家:日本人・同居
  • フラットメイト:日本人3人(大家含む)
  • 使ったサイト:MixB
  • 最低契約期間:なし

備考:日本を出る前に予約していった。長期で家を探すまでの間泊る仮住まいとして。1週間で家探す気だったとか、今考えると勇気あるというか身の程知らずというか。

部屋の暖房をけちっているのか、部屋がすごい寒かったのを覚えている(ロンドンの暖房設備は、部屋ごとではなく家全体で管理するところも多い)。

年末も近くなかなか長期物件があいてなくて、長期で住めるところで気に入って契約したところ(ここが4軒目となる)は、2か月後の入居。それまでしのがなくてはならない。

とりあえず申し込んだ次の2軒目も、3週間程度だったので、その後どうしよう……と思っていたら、ここの家の大家がもう1つ自分の物件を紹介してくれた。

この紹介が、悪夢の始まりだった……。

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2軒目

Kilborn (ゾーン3)

  • 期間:3週間
  • 家賃:380ポンド(ビル全込) ダブルルーム
  • 大家:別居。フラットメイトの一人がの管理人的存在
  • フラットメイト:日本人とイギリス人・5人
  • 使ったサイト:MixB
  • 最低契約期間:なし

 

備考:これはまた貸しだった。日本に一時帰国する人がその間期限付きで部屋を貸していたのだ。だから家賃も安かった。

ここはとても居心地がよくて出ていくのが惜しまれた。一部フラットメイトとも仲良くなって一緒に飲んだりした。
暖房使い放題だったので、暖かかった……。

3軒目

Turnpike Lane  (ゾーン3)

  • 期間:1ヶ月半
  • 家賃:965ポンド(ビル全込。1カ月半で1000ポンド近いとか、今思えばたっかい……。本来長期の物件で短期で貸す際は割高のところが結構ある) ダブルルーム
  • 大家:白人の管理人が同居。1軒目の大家の夫だという。
  • フラットメイト:日本人3人
  • 使ったサイト:1軒目の大家の紹介
  • 最低契約期間:なし

備考:1軒目の大家が持っている別の家で、紹介してもらった物件。もともと次の家に住めるようになるまでの1カ月半の短期契約。

ここは最悪だった。詳しくは書かないが、管理人+大家ととんでもないトラブルになった。

女性だけのフラットなのに、知らないおっさんがかくまわれていた(大家+管理人は隠し通していた)とか、常識としてありえないことが次々起きた。もう思い出したくない。大家から送られてきた、長々とした罵倒メール(何通もある)は今でも残っている。

友達を呼ぶには事前に知らせないといけないなど、変なハウスルールがあった。

4軒目

West Finchley ( ゾーン4)

  • 期間:7ヶ月
  • 家賃:460ポンド/月(ビル全込) シングルルーム すっごい狭い部屋だった……。
  • 大家:香港人・同居
  • フラットメイト:日本人2~3人
  • 使ったサイト:MixB
  • 最低契約期間:半年(なのになぜか7か月契約になっていた。後で知った。)

備考:初めてまとまった期間泊った部屋。家は清潔だし、フラットメイトとはよく遊びに行き、とても仲良くやっていた。
だが大家が途中からいろいろ豹変して大変なことになった。外出中に勝手に部屋に入られることが定期的にあった。それを知ったのも入って4ヵ月くらい経ってからだった。いつから入られていたのかはわからない。

それに抗議したりしていたら、大家に嫌われたらしく、その後「フライパンを洗ってない」「ゴミの捨て方が常識がない」など、ことあるごとにあることないこと文句を言われまくった。

あとここも全然暖房をつけてくれなかった。

友達を呼ぶには事前に知らせないといけないというハウスルールはここにもあった。だが大家が人を連れてくる時は何も告知がない。家に帰ったら8人くらいの子ども含む親族がいきなりいたこともあった。

ここで、「もう大家同居の家はうんざりだ! 日本人向けのフラットだからこんなことになるのかもしれない。次はMixBをやめて他のとこで外国人フラット、大家別居の物件を探そう」と思った。
契約期間は更新もできるのだが、もちろん更新せず出た。
また、ゾーン4だったので中心部まで遠い上に交通費がかかるため、もっとセンターよりの物件にしようと決めた。

大家運のなさに我ながら結構絶望していた。

何がすごいって、この4軒目を出た時点でまだ渡英して1年経っていないということだ。悪夢か。

5軒目

Limehouse (ゾーン2)

  • 期間:6ヶ月
  • 家賃:500ポンド/月(ビル全込+週1のクリーナーつき) シングルルーム ここもすごい狭い部屋だった……。
  • 大家:外国人・別居
  • フラットメイト:メキシコ人・スペイン人・オランダ人その他多国籍5~6人
  • 使ったサイト:spareroom 結局Spareroomはこの1回しか使わなかったが、家賃はMixBより安い場合が多いし、英語での契約に問題がなければいいサイト。日本人以外にはこのサイトが一番人気だ。最初からもっと使っておけばよかった。
  • 最低契約期間:半年

備考:新しくリニューアルしたての物件。なにせゾーン2でも限りなくゾーン1に近いところで、アクセスもよくこの立地でこれは破格の家賃だ。ただフラットメイトが多すぎて共用場所が混むのがたまに傷。

ここでのトラブルはフラットメイトだった。他の人たちは綺麗ずきだったのだが、一人のメキシコ人が毎回毎回キッチンを汚くするので辟易していた。クリーナーがきて綺麗にしていっても、翌日には汚くなっている。

見かねて他の女の子が「共有部分は綺麗に使って」と張り紙してもまったく効果なし。
シェアしている冷蔵庫の中に液体をこぼして放置しているのを見た時は、さすがにキレて注意したら片づけはしたが、その後態度が改善されることはなかった。

「やはり日本人の物件の方が清潔さは段違いだな……」と悩む。外国人だろうが日本人だろうがすべてはフラットメイトによるのだが、フラットメイトは選べないので困る。ベースとしては、日本人フラットのほうが最低限の清潔さは保証される気がするのだ。

部屋の狭さと、汚さに耐えかねてここも半年で引っ越した。

6軒目

Shadwell (ゾーン2) 前の物件から徒歩7分のところ。

  • 期間:4ヶ月
  • 家賃:550ポンド/月(ビル全込) ダブルルーム 家具は少し古びているけど、広くてとてもいい部屋だった。
  • 大家:外国人・別居。フラットメイトの一人がメインテナントとして家賃を回収、大家とコンタクトをとっていた。
  • フラットメイト:日本人2人
  • 使ったサイト:MixB
  • 最低契約期間:なし

備考:リビングはなし。総合的に過去の中で一番いい物件だった。清潔だし(掃除は自分たちでするが)、大家は別居だがきちんと家のメンテナンスにも気を配っていた。フラットメイトも少ないので共有部分も混まないし、皆いい人たちだった。

何もなければずっといたと思うけれど、この時付き合っていた人と結婚したので一緒に住むことになり、4ヵ月と短い期間で出ることになってしまった。
ただ出る時に自分で次のテナントを探さないといけないので、そこはちょっと手間かもしれない。私の時はすぐ決まったけど。

7軒目

Towerhill( ゾーン1)

  • 期間:9ヵ月
  • 家賃:2人で1100ポンド/月(夫が一人で借りていた時は一人で800ポンド払っていた。ビル全込+TVライセンス込) 大きなダブルルーム
  • 大家:イギリス人・別居
  • フラットメイト:イギリス人とアルゼンチン人。
  • 使ったサイト:彼はspareroomでここを見つけたらしい。
  • 最低契約期間:半年

備考:どこにでも出やすい中心部だし、今までで一番綺麗で最高の物件である。

本当は2人で違う物件を探しかけていたのだけれど、ビザの関係やいろいろで、すぐに一緒に住まないといけなくなり、とりあえず夫がもともと住んでいたところに入った形。シェアの割には高いけれど、それでもこの立地でこの物件は一人月800ポンドでも安め、らしい。まあそうかもしれない。

大家も何かあったらすぐ対応してくれる。きちんとした契約手続きの後、契約書をPDFで送ってくれた。今まで、ぺらっとした気軽な、契約書とも言えないような契約書を渡されたり、口だけの契約だったりした物件しか経験していない私は、感動したものだ。

ここでは充実した生活を送ることができた。

8軒目(現在の家)

King’s Cross( ゾーン1)

  • 期間:2017年4月より
  • 家賃:2人で1700ポンド/月 スタジオ(他人とシェアではない物件。日本の普通のマンションだと考えてもらえれば)ビル全込
  • 大家:イギリス人・別居
  • フラットメイト:なし
  • 使ったサイト:人づてに情報をもらった
  • 最低契約期間:1年

備考:やっとシェアではない物件に住むことができるようになった。これも、この時期にいい物件の情報が入ったからラッキーだったものの、本当に家探しは運だなと実感。

ロンドンには珍しいモダンな高層マンションで最上階。でも家賃たっかいなあ……と思うが、この設備でこの立地ならこれまでを考えるとそこまで高くもないのか……? うーんわからん。いずれにせよ、日本より相場が高いのは間違いない。

ここは長く住む予定(今のところ)なので、やっと引っ越しもしばらくしないですむだろうか。

※追記:ここも3年住んで引っ越した。その引っ越しについてはこちら。

ロンドン中心部からやや郊外の住宅街に引っ越し。生活が全体的に向上した
1か月ほど前に、3年以上住んだロンドンのキングスクロスから、郊外よりの場所に引っ越した。 ロンドンは、中心部から円環状にゾーン制の区分けとなっていて、観光地が集まっている中心部がゾーン1、そこから外側に向かうにつれて、ゾーン2、ゾーン3…... となっていく。 キングスクロスはゾーン1で、どこに行くにもアクセスは抜群だった。大英博物館も徒歩で行けたし(30分くらいかかるけど)。夫の会社がキング...

書いてみると本当にいろいろあった。今ではよき思い出……ではない。悪い思い出はないほうがいいに決まっているし、最初からいい物件が見つかるならそれが最善に決まっている。

だがこの国のシステムもわからない、来たばかりの人間にとってはそれが至難の業であることは事実。そもそも共同生活前提だから、フラットメイトとのトラブルなども起こりやすい。

こんなトラブルを避けるために、ロンドンで家探しを初めてするという人には、以下の記事をぜひ読んでもらいたい。ロンドンの家探し事情の概要に加え、内見の時に注意するべき点や確認するべき事項、トラブルが起きた時の参考となるサイトなどを挙げている。

ロンドンの家探し(フラットシェア)注意点と心構え&便利なウェブサイトまとめ
ロンドンの家探しに役立つサイトと注意点を書いていく。 私はロンドンで、過去2年で8件フラット(部屋)を移動した。 トラブルだらけのこの遍歴から学んだことを、この記事では紹介する。特に契約前に気をつけることもがっつり書いたので、初めてロンドンで家探しをするという人はぜひ目を通してもらいたい。 一応前提として、この記事は、私が元々ワーキングホリデービザで渡英して賃貸シェアフラットに住み続けた...

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