お酒が好きな私が地味にイギリス生活で困っていること、それは「年齢確認を異常にされる」ことだ。
日本人は自分が思っている以上に若く見られる。
イギリスにこれから来る、お酒好きな前途ある若者のために、注意点を書いておきたい。
目次
イギリスでは飲酒は18歳からok
日本では飲酒開始は法律で20歳からと決まっているが、イギリスでは18歳からOKだ。
スーパー、パブなど、お酒を購入する場では年齢確認が義務となっている。
「日本人は若く見られる」は本当
日本人は、基本20代の人、特に女性はほぼ確実に年齢確認されると思っていたほうがいい。
人によっては、30代かそれ以上でも確認される。
男性は、ひげを生やしている人はされない確率が高くなるようだ。大人っぽく見えるのかな。
私は現在28歳だが、スーパーではほぼ100%年齢確認される。
確認される場所としては、
- ダントツでスーパー
- パブ(50%かそれ以下)
- レストラン(ほとんどない)
最初は「18歳以下に見られるなんて~!」と日本で言ったらぶっ飛ばされそうなことを思いながら嬉しがっていたが、スーパーでただビール買いたいだけなのに毎回IDを求められると本当にだるい。
しかも、私は「18歳より下に見えている」わけではなかった(当たり前だ)。
25歳未満に見える人には年齢確認をする
イギリスでは、25歳未満に見える人には、年齢確認をすることになっている。
つまり、私は25歳未満に見えていたわけで、18歳未満に見えているわけではなかったのだ。当たり前か。
25歳未満というハードルには、若い世代の日本人ほぼすべてが入れられてしまう。
ここで年齢を証明できないと、お酒は売ってもらえない。
年齢確認には超厳しい
イギリスは、少なくともロンドンには未成年飲酒に超厳しいパブなどがある。
場合によっては、「私は〇〇(実年齢)だから」と口頭で言えば売ってくれる適当な人もいるみたいだが、これは一か八かの賭けで、成功する確率は高くないと思う。大人しくIDを見せたほうが無難だ。
以前、日本人(当時24歳)とカザフスタン人(当時30歳)の友達と3人であるパブに行った時のこと。
3人とも見た目は東アジア人だ。他の2人がバーカウンターにお酒を買いにいって、手ぶらで戻ってきた。
日本人の子が年齢確認をされたがパスポートを持っておらず、買えなかったという。
カザフスタン人の子は年齢確認をされなかったのに、「年齢証明できない人と一緒にいるから(飲ませるかもしれない)」ということで売ってもらえなかったのだ。
買える人が一緒にいる場合でも、油断してはならない
そう、こういうことがたまにある。
頻繁ではないけれど、スーパーでも、人と一緒にお酒を買いにいって、全員の年齢確認をされたことがあった。なんだそれは。飲まないけど買い物に付き合っている人もいるかもしれないじゃないか。
国際的なID(パスポート)じゃないとダメ
上記のパブでは、私がバーに一人で行き、3人分のお酒を買ってテーブルに戻った。
そしたらもともと目をつけられていたのか、激混みのパブ店内をかいくぐって、わざわざ店員がテーブルにやってきたのだ。
「IDを見せてちょうだい。じゃないと今すぐ出てってもらうわ(超絶強気)」
パスポートを持っていないのはその日本人の子だけ。
とりあえず、持っているものを全部出した。「18+」と18歳以上であることを示すマークのあるオイスター・カードや、語学学校の学生証(年齢のわかるもの)も見せたが、「インターナショナルなIDじゃないとダメ!」と頑固。
これは暗黙の了解で「パスポート以外は受け付けない」ということだと悟った私は、「じゃあ今からこの子だけ1滴も飲まないから、いてもいいでしょ?」と交渉するも、「ダメ。出てってください」と、本当にその子だけ外に出された。
語学学校の学生証もダメとは驚いたぜ……。大学の学生証なら大丈夫なんだろうか?
これは今まで経験した中で最強最悪に厳しい例だったが、意地悪な店員にあたった場合は、こんな理不尽もある。
※もちろん日本の運転免許証も、英語ではないので受け付けてもらえない。国際免許証は受け入れられた。
パスポート以外のIDがない場合、お酒を買う場面ではパスポートは持ち歩きましょう。イギリスのレジデンスカードやイギリスの運転免許証、国際免許証があればそっちを。
普通にかばんの奥底にしまっていれば盗られることはないから。ポケットとか、かばんの外側には絶対入れないように。
【統計で見る】イギリス人の飲酒量と好きなお酒について。最人気はビールじゃない?
その他、イギリスへの旅行、移住に役立つ情報はこちらから。
コメント