アイルランドの崖を渡る吊り橋と石の古城「ダンスール城」、そこに残る意外な日本の痕跡

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アイルランド

アイルランド一周バイク旅では、遺跡や観光スポットも巡った。
その中で、北アイルランドで奇妙なものを見つけたので紹介したい。

この旅の概要はこちらから。

バイクでアイルランド一周:「のっぺり旅」と農場ステイ

北アイルランドの中でも東側にある、有名な吊り橋に行った。

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崖にかかる吊り橋

崖と崖をつなぐ吊り橋。結構しっかり作られているとは言え、やはり少し怖かった……。

この崖の付近には、海鳥の群れが生活している。

断崖絶壁に多くの鳥が巣を作っている様子が見れた。

橋を渡って階段を上った先には、素晴らしい景色が広がっていた。

この時は若干曇っていたので、写真では何の変哲もない場所に見えるかもしれないが、実際にはとても癒される場所であった。

何もなく、静かで、海鳥の鳴き声と波の音だけが聞こえる。アイルランドの自然は、日本人の感覚にあうと思う。言葉で説明するより、実際に行って、見て感じた方がこれは理解できるだろう。きっと。


Carrick-a-Rede Rope Bridge

住所:119a Whitepark Rd, Ballycastle BT54 6LS

このあと、ジャイアンツ・ゴーズウェイにも立ち寄ったが、かなりがっかりポイントであった。

なので、コーズウェイから少し先にあるお城の遺跡に行ってきた。

ここで私は衝撃的なものを見つけてしまったのである。

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崖の上に立つ中世の城「ダンルース城」

海岸沿い(崖沿い)にバイクを少し走らせると出てくる、13世紀に建てられた石造りの城であるダンルース城。

敵が侵入しにくい、海に面した崖の上に建てられている。その朽ち果てた姿が遺跡好きの心を刺激する……!! 

外壁がしっかり残っているので、だいたいどんな姿をしていたかが(脳内補正で)見えるのもいい。

当時この地域を統治していたマッキラン家の城だったが、16世紀後半にスコットランドからマクドネル家が攻め込んできた後が、マクドネル家の城となった。

当時の暖炉が残っていた。階段から上にも登れるが、部屋数が多くまるで迷路のよう。

現地に伝わる伝説によれば、崖が崩落しキッチンが海に落ちてしまった時、キッチンにいた一人の少年は隅っこに座っており、そこだけ崩れなかったので彼だけが助かったのだそうだ。
それでもオーブンや暖炉などのキッチンの一部は未だに見られる。おそらく暖炉があるこの部屋がキッチンの一部なのだろうと予想。

ある日本人名を見つける

出る直前に、こんな椅子を見つけた。

別になんでもない木製の椅子だ。だが、中央のプレートに書かれた名前に違和感を覚えた。

ブライアン・ダイサク・マックロスキーとある。日本人の名前がミドルネームに入っている。これはアイルランドの名前では絶対にない。
どういうことなのか。この人はハーフなのか。こんなメモリアル椅子を作られるくらいだから有名な人なのではなかろうか。

そしておそらく生没年と思われる数字も2003年没と随分最近である。

気になって仕方がないので調べてみた。だがめぼしい情報があまり出てこなかった。

それでも探っていると、なんと創価●会が運営する創●大学アメリカ校のページにたどり着いてしまった。

もうあなたにはおわかりであろう。これは、この大学の学生兼信者であったブライアンという青年が、あの某御大の名前を拝借しセカンドネームとしたのである。

彼はアメリカ人だが、なぜアイルランドのこの城に彼の名前があるのか由来は謎だった。調べたがこの城とあの宗教とは何のかかわりもない。
ただ苗字は北アイルランド特有のものなので、親戚などがここに来てこのベンチを置いたのかもしれない。

意外な場所であの宗教の痕跡を目にしてかなりびっくりした。そしてアメリカに大学を持っていることにも驚いた。まさかこんな形で「日本」に触れるとは……。


Dunluce Castle

住所:87 Dunluce Rd, Bushmills BT57 8UY

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