4泊5日でプラハ旅行に行ってきた。
美術館、美しい大聖堂、美味しい食べ物、ミステリアスな場所等々、いろいろ楽しんできたので随時記事を書いていくつもりだが、この記事はその目次的なものとして、また体験に基づくプラハ旅行のための基本情報、お役立ち情報を紹介していく。
※価格やその他情報は2018年5月現在です。
目次
チェコの通貨と言語
チェコはEU加盟国だが、通貨はユーロではなく、チェコ・コルナ。2018年5月現在は1コルナ=5円(英ポンドなら3ペンス)。
言語はチェコ語。プラハならほとんどの場所で英語が通じるので観光には問題ないはずだ。多くのレストランや観光地ではメニューや看板に英語が併記してある。
ただ、スーパーのレジやローカルなパブなどでは英語が話せない人もいる。
プラハ内の交通について
主要な交通手段としてはバス、トラム、地下鉄があるが、足腰が弱っていない人なら、プラハの主要な観光地を回るなら徒歩で十分回ることができる。私はプラハの中心部の宿に泊まっていたが、どこへ行くにもほぼ徒歩で、30分以内で行くことができた(川を越えるともっとかかるけど)。
プラハ国際空港から中心部まではタクシー(UBER)を使ったが、2000円くらいしかかからなかった。
バス、トラム、地下鉄のチケットは共通で、30分乗り放題24コルナ(122円)、90分乗り放題32コルナ(163円)、24時間乗り放題110コルナ(559円)とかなりシンプルな料金体系。24時間のチケットは日をまたいで実際の24時間後まで使える。
チェコの食事と物価について
食事は、ドイツやオーストリアと似た系統。歴史的にもこれらの国々と深くかかわっているので、何ら不思議はない。
平均的なレストランは、他のヨーロッパの国と比べてとても安い。ビール1杯150~200円、前菜400~800円、メインも1500円~2000円くらい。私は普段ただでさえ物価の高いイギリスに住んでいるので、嬉しい驚きだった(そして食べまくった)。
食べたものを写真付きで紹介した記事はこちら。おすすめのレストランも紹介しているので参考にどうぞ。
他のものも、概して安い。ただ、美術館・博物館・大聖堂や城の入場料などは大人1人200~350コルナ(1000~1750円)くらいする。
プラハにはミュージアムがたくさんある。美術や学術的なものだけでなく、チョコ博物館、ビール博物館、拷問道具博物館、蝋人形館、ミニチュア博物館などなどなど。
しかもこれらの博物館は1つ1つがとても小さいところが多く、それでもこの価格帯なので、ハコモノにたくさん入るとトータルは結構な出費になってしまうかも。
観光内容によっては「プラハカード」購入がお得かも
もし事前にがっつりプランを立てる人は、行くところをまとめてプラハカード(2021年現在はクールパスという名称になっているようだ)を買ったほうがいいかもしれない。
2日券(58ユーロ=約7400円)と4日券(78ユーロ=約9900円)があり、交通機関使い放題、プラハ城エリア、ユダヤ人墓地などの観光地の入場料も含まれていて、その他の観光地も最大50%オフになる。
工事中の名所が結構多い
私が行った時は、結構工事中の名所が多かった気がする。
これは有名なプラハの天文時計。肝心の綺麗な装飾が全く見えない。工事中のシートに頑張って元の写真を投影しているようだが、うーん。
また聖ヴィート大聖堂も一部外側が工事中だった。時計塔も大聖堂も、工事中とはいえ中に入って見学することはできる。
この大聖堂は本当に息を呑むほど美しかった。
詳細な情報はこちらから。この周辺にあるプラハ城、聖イジー教会、黄金の小路などもふんだんな写真とともに紹介している。
美しすぎるプラハの聖ヴィート大聖堂とイジー教会、プラハ城の見どころ
世界的に有名な小説家カフカの生家であり、今はレストランになっているという建物も丸ごと工事中であった。これはまあ、何となく見に行って「ふーんこれがカフカの家なんだあ」と思うだけの建物のはずなので、まあいい。
これはそれとは関係ない場所にあった、カフカの銅像。プラハにはカフカ博物館もあるので、ファンにはおすすめ。
街は装飾的な建物だらけ
プラハの街並みを少し紹介しておきたい。
私はイギリスのロンドンに住んでいて、今までスペイン、イタリア、フランス、クロアチア、ノルウェー、ドイツ、オーストリアなどヨーロッパ諸国の代表都市に行ってきたが、それらの国と比べてプラハが特徴的だと思ったのは、街中の建築物がとても装飾的であること。
色もパステルカラーでカラフルなものが結構あるが、細部の浮き彫りや装飾彫刻もさまざまなバリエーションがあり、ヨーロッパの街並みを見慣れているはずの私にとっても異国感満載であった。
デコラティブな装飾彫刻。この建物が特別なのではなく、街を歩いていると至る所でこういったものを見ることができる。
街中にはこういう古い塔や修道院が至るところにある。街の中心部を歩いているといきなり出てくるので、なんか時空が歪んだような感じ。
そんな街の中に、この「Beer bike」というものがいくつも走っている。これは文字どおり、ビールを飲みながらペダルをこいで運転するという観光客に人気の乗り物である。チェコの1人あたりのビールの消費量は世界一だというが、この観光客たちは計算に含まれていないのだろうか。
ただこのバイク、ドイツ人の夫によれば、別にチェコに限ったものではなく、ヨーロッパのいろいろな国で見られる観光客向けサービスだという。
各種建物に囲まれたプラハの旧市街広場。手前の像は主教改革者ヤン・フスの像である。ここに時計塔、美術館、前述のビアバイクが集まっている。
広場からは、観光客向けの馬車も多数出ている。どうやら広場はいろいろなサービスのハブになっている様子。
マーケットも面白い
プラハの街を歩いていると、時折野外マーケットにも出くわす。超観光客向けなのだが、いろいろな物が売られていてなかなか面白い。バラマキのお土産を買う時なんかは便利かも。
マーケットで見つけた猪の毛皮。珍しいのでまじまじと見てしまった。
主要な観光地と面白いスポットまとめ
今回のプラハ旅行記事の目次代わりとしてもどうぞ。
プラハ城周辺
上でも紹介した、プラハ城、聖ヴェート大聖堂とその周辺。この一角は1つの街のようになっていて、チケットも共通。
美しすぎるプラハの聖ヴィート大聖堂とイジー教会、プラハ城の見どころ
ミュシャをプラハで見る
旧市街広場にある美術館の1つに、ダリ、ミュシャ、ウォーホルの3人の作品に特化した展示をしているギャラリーがある。
美術好きには超おすすめ。ダリとミュシャを見てきた。ダリはスペインの画家だが、ミュシャはチェコ出身である。
また、街中にもミュシャが内装を手がけた建物があり、上記の聖ヴィート大聖堂にもミュシャがデザインしたステンドグラスがある。ミュシャはチェコを代表するアーティストなのだ。
チェコが生んだアール・ヌーヴォーの画家、ミュシャの作品をプラハで見る
知る人ぞ知る? 洞窟と聖堂
プラハの南、観光客がほとんどいない謎めいた洞窟と聖堂にも行ってきた。ここの聖堂も素晴らしかった。
デコラティブな教会群と世界一美しい図書館
プラハは豪華絢爛な教会が至る所にある。聖ヴェート大聖堂以外は入場も無料だ。あと、有料だが世界一美しい図書館は、本当におとぎ話に出てきそうな素敵な空間なので、超絶おすすめ。
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