マルタ島:レア!イースター祭のパレード鑑賞+教会巡り+ヴァレッタ観光

2018年3月4日

マルタ島は敬虔なカトリックが多い国なので、キリスト教に関する行事もことさら真剣である。

ここではイースターで見たカトリックのパレードと、巡った教会の一部を紹介するよ。

マルタには大小さまざま、本当にたくさんの教会があるので、私が行ったのはほんの一部。

イースター祭のパレード

私たちが行った時期はちょうどイースター(復活祭)だったので、複数の地域でパレードが行われていた。

イースターは日曜日(今年は4月16日)でその日にもパレードが行われるらしいのだが、私はすでにマルタを出ていたので、それは見られなかった。

その2日前の金曜日、Good Fridayと呼ばれる、イエスが磔刑で死んだ日にもパレードがあり、それを鑑賞してきた。この金曜日のパレードは16世紀から続く伝統行事だとか。

私たちが行ったのは、マルタ島真ん中のハズ・ジェブッズ(Haz-Zebbug)という町。
首都のヴァレッタは激混みで車が停められないだろうという予想から、少し外れた地方の町にしたのだった。それでも駐車にはなかなか苦労したけど。

地元の人が聖書の登場人物に扮して町の教会を中心にパレードをする。

町中の大きな教会、聖フィリップ教会の付近でこのパレードは行われていた。周辺は観光客でごった返している。

動画も撮りました。音楽が盛大でなかなかかっこいい。

 

古代の衣装を再現している姿にロマンティックが止まらない…!!

軍人っぽい仮装をした人が多数。

エジプト神官のような人も。きちんとメイクをしている。

ファラオまで出てきた。聖書ってファラオ出てくるっけ?と思って調べたら、旧約聖書には出てくるのね。

配役はどう決まるのかが気になる。町内会議でもするのだろうか。

このお祭りで食べる特別なパンがあるらしく、写真↑のようなパン屋の屋台がたくさん町中に出ており、パンを買う人、食べている人も多かった。

その他、この旅でいくつか教会を見て回った。

聖パウロ大聖堂

イムディーナという町の、17世紀に建てられた大きな聖堂。当たり一帯が壁で囲まれて、城下町のようになっている。

立派な門から中へ入ると、教会と教会美術館が並んでいた。

この古びた(ように見える)時計が素敵だ。

内部はカラフルに装飾された美しい教会。これがメイン祭壇。

ふと上を見上げると天井を埋め尽くす絵画。

これが入口を入ってすぐのところにあるサブ祭壇なのだが、正直このサブの方がかっこいい。4大天使が守護している(写真では3人しか映っていないけど…)。

教会に入ったらいきなりこの祭壇が目に飛び込んできて、とてもテンションがあがった。

高いところにある美しいパイプオルガン。

おそらく偉人の墓だと思われる、カラフルな墓標。マルタ語で読めないのが残念。

なんて綺麗なお墓なのだろう。素晴らしい教会に骨を埋め、こんな芸術的なデザインまでしてもらえるなんて、すごいな。

だまし絵的な天井画。

16世紀に作られた木造の扉(オリジナル)。違う教会から持ってこられたらしい。

中に入ると、また小さな祭壇。絵画がたくさんかけられていて美術館の展示室のようだった。



聖パウロ大聖堂(St. Paul’s Cathedral)

住所:Triq Santu Rokku, L-Imdina, Malta

Church of Our Lady of Mount Carmel

泊まっていた町パーチビルから海沿いに歩いていってたどり着いた教会。あまり知られていないみたいだけど、かなり大きな教会だ。

Mount Carmelとは、イスラエルにあるカルメル山のことで、カトリックのカルメル修道会発足の地とされている。カルメル会の教会は今でも世界中にあり、これはそのうちの一つだ。

首都ヴァレッタにも同じ名前の教会がある。

Our ladyとは聖母マリアのこと。カルメル会の守護聖人としても崇められていた。

中はステンドグラスが美しい、荘厳な雰囲気。1858年建立。最初は小さなチャペルで、周りの住民が増えるにつれ、何度も増改築されてきた。

その後1958年から20年に及ぶ大改造で、今の姿になったそうだ。

聖母マリアをの木彫の像が1780年にナポリから持ってこられたと説明に書いてあったのだが…。

教会中央にあったこの像だろうか。カラーリングのせいでやけにモダンに見える。でも目を引くことは間違いない。

磔刑にかけられたキリストを見て嘆き悲しむマリア。

マリア像は若く美しく表わせられることが多く、イエスとの年齢差など考慮されてないような容姿になっていることが多いのだが、これはきちんと中年の(上品な)女性っぽく見える。

ステンドグラスに囲まれた祭壇。

一部のステンドグラスは修復中?のようだ。

あまり観光客がおらず、地元の人が熱心にお参りしている教会で、とても静かに鑑賞できる。

教会を出ると日が暮れ始めていた。海沿いがライトアップされだして綺麗。

近くにあったパブで一息。

人形の顔が天井にずらり?と思ったけど、よく見ると、マグ(おそらくビールマグ)なのだった。


Church of Our Lady of Mount Carmel

住所:261 Tower Road, Sliema, Malta


その他、北部を観光していた時に、本当に小さな地元の漁師に愛されている教会にも行った。

ヴァレッタ観光:教会がすべて閉まっているというミス

最終日(土曜日)にヴァレッタに行ったのだが、ここで私は教会をすべて逃した。

ヴァレッタには首都だけあって有名な教会がいくつもあるが、土曜日は12時で街中のすべての教会が閉まってしまうのだった。

それを知らずにでかけた私は、全くヴァレッタの教会に入れなかった。

おそらく最も有名な聖ヨハネ大聖堂。改装中だけど営業時間内なら入れるみたい。

正直これまでにいろいろなところで教会に入っていたので、そこまでダメージは受けなかったが、ここは見ときたかったなーと後悔。

なのでヴァレッタの街中を散策。小さい街なので、見るだけなら数時間で終わってしまう。

カトリックの国らしく、至る所に聖人の彫刻が立っている。幕の「WIRJA」とはマルタ語で「展示、ショー」という意味。何かやっていたのだろうか。

ヴァレッタは一番の観光地だけあって、メインストリートは激込であった。でも一本横道に入れば、このように↑人は少ない。

苦しんでいる人たちの群像。この日は普通の人間でも枯れそうになるくらい日が照っていたので、この彫刻が日照りにあえいでいるみたいでおかしくなってしまった。

美術館は開いていたので、「騎士団長の宮殿」付属の兵器庫に入った。

小さい博物館だけど、かなり凝縮された展示物だった。

なんかウルトラマンみたいな兜が並んでいたので思わず撮ってしまった。

この頭と顔を全部多い、目と口部分だけ開いている様式は、サヴォワ(現在のフランス~イタリア地域)のスタイルの兜だそう。

トーテンコップ(ナチスドイツの親衛隊)のシンボル、頭蓋骨にも見えることからトーテンコップ風とも現在は呼ばれる。

これらの兜は1600~1630年の北イタリア産のもの。

マルタ騎士団の再現。

実際に使われていた大砲。小さいものは手に乗るくらい小さいが、威力はちゃんとあったのだろうか。

中庭には一対のライオンの彫刻が。なんか西洋版狛犬みたいでかっこいいぞ!


兵器庫(Palace Armoury)

住所:Misrah San Gorg, Valletta VLT 1191, Malta


博物館を出て、また街中を回る。あるショッピングモールに入ったら、土曜日だからかお店が全部閉まっていて、ミニゲーセンだけ営業していた。

昔の日本のショッピングセンターを思わせるようなちんまりとしたゲーセンコーナー。

UFOキャッチャーで動物のぬいぐるみに紛れてイーブイがいる…?ピカチュウとかでなくイーブイ。なぜだ…。
しかもなぜかこれ一体だけだった。

なんてかっこいい建物なんだと思っていたら島の中心の役所だった。ここで出生届を出したり証明書を発行してもらったりするらしい。西洋の国は役所もかっこいい建築が多くていいなあ。

というわけで、ヴァレッタは教会にいけないとあまり見るところがないかもしれない…。とにかく人が多いので、地方観光の方が私はリラックスできました。

マルタ島の遺跡に関してはこちらの記事をどうぞ。

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