ベトナム旅行に行ったらいつの間にかアムウェイに勧誘されていた話

2017年2月13日旅行レポ

このブログでは基本、自分が体験したことを中心に書いているので、ブログにする価値があるな、と思った体験は昔のことだろうがどんどん出していく。

ベトナムでマルチ商法に勧誘された日本人なんてほとんどいないと思うので、どんな感じだったかを書いてみるよ!

イギリスに来る数ヵ月前の2014年の夏、私は1人でカンボジア・ベトナム2週間の旅に出ていた。

日本語ペラペラのベトナム人の友達を訪ねる

カンボジアを1週間旅した後、ベトナムに移った。ホーチミンで友達と会うことになっていた。友達は私より4~5歳下の大学生の女の子で、日本語がペラペラのベトナム人。Fちゃんという。

現在、ベトナムには次々と日本の企業が進出していて、そこで働くために日本語を学ぶ若いベトナム人が増えているのだそうだ。

Fちゃんとは、言語交換のアプリでその半年前くらいに知り合った。渡英する前に、英語で会話する友達が欲しいなと思い、日本語を学びたい外国人とオンラインでやりとりしていたのだった。

彼女はそのうちの一人だが、英語は話さず日本語もすでに相当うまかったので、日本語をちょくちょく教える以外は普通のオンライン上の友達、という感じだった。 のちに彼女は日本へ1年間留学に来ることになる。

渡英前にアジア旅行をしよう、と決めたときに「せっかくならFちゃんに会いにいこう」と思い立ったのだった。

初に言っておくが、Fちゃんはアムウェイ側の人間ではない。彼女も一緒に巻き込まれた一人だった。

大学の友達の集まりに誘われる

実際に会ってみると、Fちゃんは想像通り、ほんわかとした雰囲気の子だった。そして対面の会話でもめちゃくちゃ日本語がうまかった。当時は夏休み期間で、ずっと私と一緒にいてくれた。

英語がほとんど通じないベトナムで、通訳もしてくれ、ガイド的にいろいろ連れて行ってくれて、本当に楽しかったし助かった。

某バイクスリ事件に私が遭遇した(私がすられたわけではないが)時も、頼りになる友達だった。

ちなみに、ホーチミンは普通に都会である↓。ビルやデパートなどが立ち並ぶエリアがあり、またフランス支配下にあった時の名残で、フランス風の建物や教会が至る所にある。

ある日、Fちゃんが「大学の友達が一緒にイベントに行こうって誘っているんだけど、一緒に行く?」と訊いてきた。ベトナムの大学生と触れ合える機会なんてそうそうないし、行く!と即決した。

「経済を学ぶイベントだって」と言われた。Fちゃんも詳細はよくわかっていなかったようだ。ファイナンシャルプランナーが主催する無料の講座に行ったことのあった私は「金銭管理とか初心者の投資とかそういうのかな?それとも経済学かな?まあそんな感じだろう」とお気楽に参加した。

私はマルチ商法の会合など一度も行ったことはないので、どういうものが「テンプレ文句」なのかも知らなかったのだ。

会場はカフェの2階、団体客などが使いそうな1室だった。全部で20~30人くらいが集まっていたと思う。

集まりに来ていた学生たちは英語が喋れたので、英語でコミュニケーションをとりながら、最初は自己紹介から始まった。Fちゃんの友達も何人か来ていて、日本語のことを質問されたり、逆にベトナム語を教えてもらったりしながら和気あいあいと過ごした。

そしてイベントが始まった。司会らしき、カリスマ的な女の子が出てきて、英語で自己紹介を始めた。スクリーンに映像を映しながら。ベトナムの「ミス〇〇」に選ばれて、テレビでタレント的なことも少しやっている子らしい。

なんか会合は不穏な雰囲気へ

最初は、まあそこまで違和感はなかった。ベトナムの平均年収や経済の現状などをスクリーンの画像を使いながらわかりやすく説明していき、人生ゲームのようなボードゲームをグループでやらされた。キャッシュフローゲームというやつだったかな。

後で調べて知ったけど、ボードゲーム会での勧誘はマルチの常とう手段だそうね。

ゲーム自体は普通に面白かった。昔流行った人生ゲームにそっくりだったし。

ゲーム終了後、司会の美人はさらにヒートアップしていき、「あなたも成功を手にいれましょう!!」というお決まりのフレーズとアムウェイのロゴがバーンと出てきたところでやっと私も「あっ」となった(遅い)。

いかにも成功者っぽいアメリカ人の幹部?がきらびやかな音楽とともに表彰されている、ありがちな超絶うさんくさい映像が流れ、美人は満足げな笑みでその映像を眺めている。ベトナム人じゃないんかーい。

なぜマルチ商法系は皆ああいう系統の映像になってしまうのか。

ここで席を立つ人がぽつぽつ現れ始めた。

アムウェイのベトナムでの評価は?

そっとFちゃんを見ると、Fちゃんも困惑した顔で私を見た。「アムウェイって…これ日本だとマルチ商法っていってあまりいい顔されないやつだよ」とささやくと、「ベトナムでもそうだよ」とFちゃんも返す。ですよねー。

「もう出よう」と2人で席を立とうとすると、右側にいたFちゃんの友達が「もう少しで終わるから、まだいてよ」と袖をつかんできた。こええ。

Fちゃんの友達だし、ということで10分くらいとどまったが、一向に終わる気配がないので、やっぱり退出した。最後はそんなにねばられなかった。

Fちゃんは大学の友人から誘われたことがショックなようだった。そりゃそうであろう。

翌日、ホーチミンのお寺巡りを2人でしていると、Fちゃんの携帯に電話がかかってきた。昨日の会合にいた友達からで、また勧誘を受けているようだった。何とか適当にあしらったぽい。

後日、午前中だけ大学に顔を出しに行ったFちゃんは、アムウェイメンバーの友達とすれ違ってしまい、知らぬふりをしてきたと語っていた。

やっぱりベトナムでもアムウェイはそういう扱いなのね。


まさか海外でアムウェイに誘われるとは思っていなかったが、どこにでもこういうのはあるのだなあ、と逆に感心してしまった。

何かを売りつけられるとかもなかったし、強制されたわけでもないからよかったけど。

これはレアケースだと思うが、「人とガンガン触れ合う方式」の旅をしている人は注意されたし。