ロンドンで家を探す時に知っておきたいこと

2017年12月12日

ロンドンの家探しの大変な点といい点をあげていこうと思う。

私はイギリスに来てから2年で7回引っ越しをした。つまり今の家は8件目だ。ここに書くことを事前に知っていたら、もう少し引っ越し回数は少なくても済んだかもしれない。

家賃について

まず前提として、家賃について。ロンドンの家賃はとんでもなく高い。

ロンドンはゾーン制というエリアの区切りを使っていて、ゾーン1から9まである。大英博物館とかウエストミンスター寺院とか、いわゆる観光地がたくさんあるセンターのエリアがゾーン1。
そこから円環状にゾーン2、ゾーン3…と広がっていく。ヒースロー空港はゾーン6だ。

ゾーン1に近くなればなるほど家賃は高い。月500~600ポンド出してもシェアハウスだと思ったほうがいい。郊外に行けばいくほど家賃は安くはなるが、今度は交通費が高い。ロンドンの交通費はゾーン制で、ゾーンをまたげばまたぐほど高くなる。

つまり、センターに近い場所で高い家賃+安い交通費で住むか、センターに遠い場所で低い家賃+高い交通費で住むかの2択だ。

私は実際にゾーン4から1まで住んでみたが、個人的にセンターに近い場所で高い家賃+安い交通費のほうが安く済んだ。移動時間の節約にもなる。ただ、毎日センターに行くのか、どんな物件かによって変わってくるので、自分の希望条件とお財布とよく考えられたし。

ロンドンの住宅事情で大変なこと

ロンドンの人はとにかく引っ越しをよくする。なぜかというと、

  • 条件を妥協して入居するケースが多い。
  • 家に関するトラブルが起きやすい。

この2点だと思う。

条件を妥協して入居するケースが多い

ロンドンは基本的に家賃が高い。そして住宅不足だ。

希望の家賃でいい物件というのはすぐうまってしまうので、「まあここでいいか…」と思って入居するものの、いい物件が出たらすぐ引っ越したい、と思う人がたくさんいる。ロンドンの部屋はいつも取り合いだ。

家に関するトラブルが起きやすい

こっちだと不動産会社に頼らず自分で大家と交渉するケースが多いのと、基本的に他人とシェアハウスをするのでトラブルが起きやすい。イギリス人でも苦戦している。

ちなみに、イギリスではハウスメイトのことをフラットメイトと呼ぶ。

大家とのトラブル多発

大家選びは本当に難しい。物件が素敵でも大家とうまくいかないと地獄と化す。何かが壊れてもすぐ直してくれなかったり、デポジットを返さなかったり…大家関係のトラブルはほんと多い。

イギリス人の知人は「ロンドンの大家は半分が変人だ」と言っていた。
大家は絶対別居のほうがいい。絶対にだ。

あとは、大家がケチってセキュリティやインフラにお金をかけなかったりすると、泥棒に入られたり、極寒の冬を貧しい暖房環境で過ごすことになる。

フラットメイトもあわないと悲惨

そしてフラットメイトも相当難しい。選べないし、やはりフラットメイトとうまくいかないと地獄と化す。清潔感の違いとか、騒音とか、いろいろね。

大家とフラットメイトは、内見の時に会ってどんな人か見ることができる。でも自分より後から入ってくるフラットメイトは運だ。

自分のベッドルーム+キッチン・トイレ・バスはシェアというパターンが王道。

日本のアパートやマンションなど一人で全部使える物件は、こっちではスタジオと呼ばれ、値段もシェアよりずいぶん高くなる。

 

もうこれを書いてる時点で、過去のトラブルなどを思い出して相当ミゼラブルなんだけど、ロンドンの住宅事情のいい点も書き出してみる。

ロンドンの住宅事情でいいと思ったこと

日本と比べてよい面もある。

敷金・礼金など家賃以外の費用がいらない

イギリスでは敷金・礼金はいらない。代わりにデポジットという預り金を最初に渡す必要がある。これが敷金みたいなもんかな。だいたい家賃3週間分~1月分ほど。
万が一何かを壊してしまったなど過失があったら、退去時にデポジットから修理経費などを引いたりするらしいが、普通に暮らしていれば退去時に全額返ってくる。

家具は全部ついている

引っ越しても家具の移動がいらないからロンドンは楽だ。ベッド+掛け布団からリビングのテレビ、テーブルに椅子、キッチン用品など、全部最初から備え付けだ。お皿などもある。何か新しく買う必要はない。

なので下見の時にどんな家具が置いてあるかチェックするのは大事だ。もちろん前の住人のものであったら退去時に持っていくこともあるので、前の住人が何を残していくかを聞いておくといい。

光熱費・住民税が家賃に込みになっているところも多い

シェアのフラットだと、光熱費、インターネット、カウンシルタックス(住民税)が家賃に込みになっているところもたくさんある。全込みとかビル込み(bills included)と言う。

こういう物件を探せばお得。特にカウンシルタックスはエリアによって計算が違うのでめんどくさいので、私は今まで込みのところしか住んだことない。


家具買う必要なくて、敷金礼金いらなくて、家賃に光熱費もろもろ含まれてることを考えれば、日本と比べてもそんなに割り増し感はないかな?ただシェアってところを除けば。

家探しはほんと根気とタイミングだから、コツコツやるしかない。