1週間インターネット断ちをしてみてわかったこと。

2018年1月9日

カナリア諸島に5泊6日の旅をしている間、インターネットを使わなかった。

正確には、データは多少つないでいたが、海外で使うと料金が高いので、グーグルマップに割くのがほとんどで(あとは施設の開館時間や料金を調べる検索くらい)、普段のようにネットを見たりは全くしなかった。

極めつけに、宿でWi-Fiが使えなかった(使えるとサイトには書いてあったのに…)。

というわけで、約1週間、ネットなしの状態で旅行していたわけだけど、今回のカナリア諸島の旅行は予定がぎちぎちに詰まっているわけでもなければ、することがたくさんある場所でもない。

「接続できれば今ネット見てるんだろうな」みたいに思うこともちょくちょくあった。

でも、ネットを使わないで過ごしてみて、わかったことがあるので、ここではそれをまとめてみた。

自分のことに向き合う時間が増えた

移動中とか、空いた時間ができたときにすることがないので、考え事をしていた。

とりとめもないくだらないことがぐるぐる頭を回ることもあれば、「普段考えたくなくて無意識に避けていること」がどんどん頭に浮かび上がってきて、結構しんどい時があった。

でも飽きるくらいそれについて考えつくしたら、なんだか「もういいや」という諦めのような境地に達して、それが大したことだと思わなくなる、という体験をした。

どっちみち、考えなければいけないことをだましだまし先延ばしにしてきたようなものだから、それが早まっただけだと思っている。

また旅行中だと、目的地についたり何か面白いものを見つけたら、そっちに思考がいくので、あまり嫌なことを引きずることもなかった。

「今」により集中できる

旅行中、携帯を見ないとより「今」に集中している自分に気が付いた。

普段は、何かをしている途中で連絡がきたり、調べ物をしたりで、対象物から意識がそれてしまうことが多かったんだな、と実感した。

見たいものをじっくり見て、わからないことがあったら考えて、

知りたい欲求が強くなる

「わからないことがあったらすぐ調べる」ように日々しているのだが、ネットがないとそれができない。まだ周りの人に訊ける環境ならいいけど、質問するようなものでもないことや、人が周りにいない場合、

「あれなんだろう?」「どうしてこうなんだろう」「どうしてこれがこんなところに…」など、疑問が次々に湧き上がってきて頭の中がうるさかった。

好奇心はずいぶんうるさいものなんだなあ、と思った。

調べられないため、妄想がはかどる

上記のように、疑問が次々と出てくるのに、調べられない(答えを見つけられない)とどうなるか。

人は妄想をするようになるのである。

例えば、カナリア諸島は「竜血樹」が原産だというから、見られるかと思って植物園にも行ったのに、1本も見当たらなかった。

「なんでだろう…」と考え続けた脳は妄想仮説を作り出した。

  • もう竜血樹はこの島では滅亡してしまった説→樹脂が血のように赤いから、「竜の血だ」などと言ってあがめられ、乱獲された末に絶滅した。すでに他の地域に移植されており、ネットに出回っていた写真はその地域の人たちが撮った。
  • あるけど超絶希少説→たぶん島全体で3本くらいしかないのだ。その3本が人間がとても寄り付けないような山か森の奥深くに生えていて、冒険家だけが行くことを許可され写真に収めることができる。
  • 私が見てるのに気づいていない説→擬態が得意な木(?)なので、一見では竜血樹だと気づかない。私が騙されている。

この「妄想をつくりだす」脳の活動にどんな意味があるのかはわからないが、脳みその体操くらいにはなったのかしら。

ネット断ちを続けるとさらにこんな効果があるらしい

アメリカのミニマリストの代表格である、ジョシュア・フィールズという男性が、「家からインターネットを排除する」という実験をやってみたらしい。結論としては、メリットが多かったので、彼はこれをすすめている。

Killing Home Internet is The Most Productive Thing I’ve Ever Done(英語)

彼の場合は「インターネットを全く使わない」ではなく、「家からインターネットを排除して、どうしても使う場合は、コーヒーショップや図書館など無料Wi-Fiが使える場所に出かける」という方法をとっているようだ。

その効能として

  • 気が散ることなく記事を書けるようになった
  • 読書、友達と会う、考えることなどに時間を使えるようになった
  • ストレスが減った
  • 外に出る機会が増え、新しい人に会う機会も増えた
  • ネット代を払わなくてよくなった

などを彼は挙げている。

この人はライアンという男性と二人組でミニマリストの生き方を紹介する活動をしている。

著書「あるミニマリストの物語―僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまで」「minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ」もとても面白いのでおすすめ。

ネット断ちは、最初は30日トライアルで初めてみるといい、と彼は勧めているけれど、さすがに私はそこまではできないな。

でも、ネットに気を散らされることが多いのは事実だから、少し控えめにしてみようかな、と今回の旅行で思った。

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Posted by Sara