しっかりした文章を書くコツは「削る」こと。

2017年12月17日

普段ライティングをするときに心がけていること。

ライターをやっている中で、あ、これは必要かもしれない、と思ったことをまとめた。(過去のお仕事はこちらから見られます
自分で発見したことも、本を読んで学んだことも、出版社勤務時代に先輩に教えてもらったことも、全部混ざり合っている。

自戒もこめて、「骨のある文章」を書きたいという人向けに文章を書くコツ」を書いてみる。

大切なのは、「余分なものを削る」こと

何も考えず書くと、余計なものを書いてしまいがちだ。

「骨のある文章」としたのは、緩い文章やアットホーム(?)な文章を書く際には「削らないほうがいい」こともあるからだ。でもここに書くことは、大体の場合において、わかりやすい文章を書くために使えるはずだ。

削るもの

文頭の接続詞を削る

実は、多くの場合、接続詞がなくても問題ない。

この記事の最初の部分の文章を例に見てみる。見直す前には()内の接続詞を入れていたが、最終的に削ってある。ない方がすっきりして見えないだろうか?しかも削ったからといって、何の支障もない。

まだまだ半人前なので、気を抜いていると穴だらけの文章になる。(また、)ブログでは、仕事のようにばっちり校正をするわけではないので、公開したあとに慌てて誤字脱字や細かいところを修正したりもする

(なので、)自戒もこめて、「骨のある文章」を書きたいという人向けに「文章を書くコツ」を書いてみる。
それは、「余分なものを削る」こと。何も考えず書くと、余計なものを書いてしまいがちだ。

特に、「だが」「しかし」「でも」など否定の接続詞は、起承転結の転にあたる。ひとつの文章で転はそんなに何度も出てこないものだ。

沢山転があったら、結局何を言いたい文章かわからなくなってしまうからだ。ここぞ、という箇所に使うからこそ、生きてくる。

このように「余分なものを削る」ことが、わかりやすくすっきりした文章を作っていく。

程度を表す形容詞や副詞を削る

昔読んだ本に書かれていて、なるほどなあと思ったもの。
程度を表す言葉をつけたすよりも、シンプルにした方が効果的だ。

例えば、

その花はとても赤い。
その花はすごく赤い。
その花は大変赤い。

よりも、

その花は赤い。

だけの方が、花の赤さが伝わってくる。

「割と」「結構」「かなり」も削れる頻出語トップ10に入る。

文末の表現の重複を削る

何度も文末に同じ表現が続くのはどうにもかっこ悪い。
詩ではないのだから、韻は踏まなくていい。

一つ前の「程度を表す形容詞や副詞を削る」では、それぞれの文末は「思ったもの。」「効果的だ。」「伝わってくる。」「〜に入る。」となっている。

「思ったものだ。」「伝わってくるのだ。」にすることもできるが、あまり「~だ。」が続くとちょっとうっとおしい。

「~と思う。」「~だ。」の形は、特に重複してしまいやすいので注意。

ふわっとした表現を削る

ようだ、らしい、だろう、などを使わずに、言い切った方がいいだろう。ふわっとした表現を使っていると、説得力がなくなってしまうかもしれない。なんでそう見えるか、あなたはもうおわかりのようだ。そうですね?

全部削る必要はないけれど、多いなら少なくした方がいい。

不必要な漢字変換を削る

「有難う」「於いて」など、普段見慣れない使い方で漢字を不必要に使うのはやめる。

読む人の目がそこで止まってしまうからだ。

人は見慣れないものを見ると、理解しようとしてその箇所に注目してしまう。

目的がある漢字変換ならともかく、意味もない変なこだわりのある漢字変換を見ると、「読みにくいし無駄なことしてるなあ」と思う。

削っても意味の変わらない部分はどんどん削る

上記以外でも、後で読み直して「削っても意味が変わらない」と思うものはばっさり削っていくべき。

削らないもの

「てにをは」は削らない

てにをはを省略すると、文がカジュアルになる。

帰ってきてから薬飲んだら、一気に楽になった。
帰ってきてから薬を飲んだら、一気に楽になった。

「い」を削らない

てる→ている、に直す。
たった一文字、「い」が抜けるだけで、文がカジュアルになる。入れるだけでしっかりとして見えるから不思議だ。

直そうとしてる→直そうとしている
一生懸命やってる→一生懸命やっている

私もブログでは意識する時としていない時がある。
これは好みというか、話し言葉みたいにカジュアルに見せたければ抜かせばいいし、しっかりした文章にしたければ入れればいい。

まずは書くことが大事

色々書いてきたけれど、上のことを最初から気にしながら書くのは無理だ。最初は手の動くままにだーっと書いて、後で削っていけばいい。

私も、好きに書いていて見直しもしなかったら、上のルールをいくつも破った文章になってしまう。

ルールを気にしすぎて筆が進まなくなるくらいなら、気にしないで書いたほうがいいし、一発でうまく書ける人はいない。

これからも精進精進。