メールで漢字を誤変換してしまうことはよくあるが、英語でもそれはある。
英語のスマートフォンなどのタイプ画面では、打ち間違いを防ぐために自動で文字を修正してくれるという機能がある。
この機能を「auto correct(オートコレクト)」というが、実はこれが原因で大変な打ち間違いをしてしまう人が大量にいるのである。
そんなタイプミスのキャプチャを集めた投稿型サイト「Damn You Auto Correct」を、私は英語の勉強を本格的にし始めた直後に知ったのだが、笑いながら英語のくだけた表現を学ぶのに大いに役立った。
ここでは簡単に和訳とポイントも交えながらその一部を紹介したいと思う。
※下ネタ注意……下にいくにつれて下ネタ度が高くなるので、下ネタOKな方だけ見てね。
まずはシンプルなものから。メールではなく、携帯同士でのメッセージのやりとり(英語ではtextと呼ばれる)だ。
「job」がどうやったら「HIV」に修正されてしまうのか、謎である。ただの打ち間違いをオートコレクトのせいにしている疑惑すらある。
(母親との会話)
※Are you sitting down?は直訳なら「座ってる?」となるが、ここでは「腰を据えて真面目な会話をする」というようなニュアンス。
(カップルの会話)
※末尾のxは友達や恋人との愛情表現で、キスを表す。日本人間でハートの絵文字を語尾につけるような感じ。
※「dear」は親しい人や恋人への呼びかけ。「ハニー」や「ダーリン」のような。
※meanは形容詞で使うと「意地悪」という意味
※omfgは「Oh my fucking god」の略。オーマイゴッドをさらに強調する言い方
※牛の鳴き声「モー」は英語だとMoo
(恋人へのメッセージで)
※turn (人) on……(誰かを)性的に興奮させる
大変なことになってしまった例である。
(友達との会話)
※dudeは男性への呼びかけ。主に友達同士などで使う。
※wtf=What the fuckの略。「何⁉」という驚きの表現
※tits=女性の胸のこと。
※popは動詞で使う場合、「飛び出す」という意味や「ポンと爆発する」という意味。この文脈だと別にどちらでもとれそう。(どっちみち間違いなわけだが)
※DYAC=Damn you auto correctの略。一種のネットスラングのように定着しているっぽい。
(母親との会話)
※co workerは「同僚」。co-workerとも書く。
※let me (動詞)~で、「(何かを)させてくれる」という意味。
(仕事上でのメッセージ)
※Just wanted to let~の文では、主語(I)が省略されているが、オンラインだとよくある表現。
※I apologizeはsorryよりさらにかしこまった謝罪の表現。さらにI do apologizeとdoをつけることでより強調の表現となる。
仕事でこんなメッセージを送ってしまったなんて、秒速で顔が青くなりそう。
他にもネットでauto correct fail/mistakeなどで検索するといろいろなウェブサイトが出てくると思う。
1つ、特に感心したものがあったので紹介。打ち間違いではなくわざとなんだけど。
楽しみながらくだけた英会話に触れたい人にはおすすめ。とはいえ、スラングや下品な表現(f*ck、fu*kingなどがついていたり)も多いので、それを踏まえながら見てね。
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